【福岡】ひとり旅② 原鶴~壱岐島編
前回の旅行記はこちら
○早朝の貸し切り「原鶴温泉」
2日目の朝。気づいたら朝6時。疲れすぎてそのまま倒れたベッドの表面からおはよう。
昨夜は温泉を忘れたのでダラダラなんてしていられない。タオルを構えて露天風呂へ向かう。
露天風呂は離れのような場所にあり、一旦下駄を履いて外の通路を通っていく。都会住みはこういうの見れないから楽しい。
扉を開けると誰もいない!貸切状態に心が踊る
やっぱり旅行の風呂は早朝深夜に限る。旅行中に貸切に遭遇すると得した気分になる。夜景も見ておきたかった。。。ホテル自体が高所にあるので眺めは最高。あまりに開放的なので露天風呂の縁の石の椅子に座ってしまった。
温泉のあとはちょうどよく朝食の時間に
昨日の夕食から2回目であるがこの景色が目に飛び込んできた瞬間はやはり目に焼き付くモノがある。疑いようなくこのホテルの映えスポットだ。
卵は目玉焼きにも、TKGにもお好みで。目玉焼きをつくってできあがったらご飯の上においてTKGにして食べる。福岡にはTKG専用の外食のお店があるくらい卵が旨いのだ。
ちなみに半熟に焼いて目玉焼き+TKGっぽくして食べました。片方ではなく両方を喰らってやります
都会の喧騒から離れ、ゆっくりとなった時の流れの中で朝食を丁寧に舌の上で堪能する。そして今日の予定を確認する。
今日はレンタカーを昼過ぎに返して壱岐島(いきしま)へ向かう予定だ
ごちそうさまでした。
ホテルの入口でコーヒーサービスを頂いて車に乗り込む。贅沢な一人旅をリーズナブルに堪能できた。また泊まりたいね。
○「廣久葛本舗」で和スイーツ
2日目最初の目的地は早速グルメだ。美味しそうな和スイーツのお店へ向かう。朝食後の別腹にちょうどよく収まるだろう。
タイムスリップしたような静かな城下町の町並みに構えるは「廣久葛本舗(ひろきゅうくずほんぽ)」さんだ。じつは葛は食べたことないので葛初見である。葛切りという料理で使われるアレである。
扉を開けるとたぶん一番乗り。早速冷たいあんみつ葛切りを注文した。思った以上に天井高く店内は広々としていて、注文した後も手足を伸ばしたくなる。
葛切りって夏の季語なんだって。ごちそうさま。
後ろには葛が食卓に出てくるまでの工程とその歴史が展示されている。良質な原料からの精製には技術がいるのだそうだ。店員のおばちゃんが教えてくれた。
ふるさと納税とかあったらぜひともほしい一品だし、女子におすすめのさっぱり和スイーツが食べられる廣久葛本舗さんでした。いくつか季節モノや曜日によってメニューが変わるみたいなので一応事前に確認したほうがよさそうです。
○九州郵船「ヴィーナス」
福岡旅行だけど2日目は長崎県壱岐島にホテルを取っている。レンタカーを返して博多の港へ向かった。
レンタカーのお店の人がタクシーを配車してくれてありがたかった。他の観光客はみな空港送迎車に乗り込んでいたけど大体のレンタカーサービスは送迎があるもんなんですね。
これから乗るのは福岡と壱岐島をつなぐ客船「九州郵船 ヴィーナス」だ。事前に予約したチケットをターミナルで発行してもらう。船に乗れなくてチェックインできませんでしたは避けたいので予約はほぼ必須だ。
が、予約にはキャリアメール必須だというのがちょっと不便。いまどき若い人は持っていなさそうなものだが、仕方なく電話で予約した。
ちなみに船には「ヴィーナス」と「フェリー」の二種類ある。前者は1時間少し、後者は2時間以上かけて航行する。せっかちになので時間を節約するためにヴィーナスを選んだ。
船内座席は飛行機のエコノミークラスみたいな感じ。出港直後に緊急時の説明のため、飛行機でもあるあの感じの動画が流れる。しばしの海上を楽しみつつ目的地「壱岐島 郷ノ浦港(いきしまごうのうらこう)」へ向かう。
港に到着。船からはしごを伸ばして壱岐島へ降り立つ。この瞬間とても楽しい気分だ。「いま日本地図ですごいところにおるで」ってこの感じ。都会住み人間のする旅行の醍醐味だ。
泊まるビューホテル壱岐は船から見えるぐらい港から近いところにある。今日は後は港周りをまわるだけなので、先にチェックインして荷物をあずけてしまうことにする。
○「やき肉 郷」で壱岐牛
レンタカーは明日から借りる。なので徒歩で壱岐の商店街は「やき肉 郷」さんへ向かう。壱岐島はブランド牛「壱岐牛」があるからだ。絶対に食べなければならないよね。
ホテルから徒歩10分程度。腹を鳴らしながら入店。
壱岐島に来てすぐに壱岐牛を食べたくなったらここのお店がちょうどよい立地だ。
贅沢に壱岐牛セットを注文。手加減はしない。お通しがくるので口に運びつつ、牛肉を待つ。
事前にお店を調べた情報によると、どうやらこのお店、野菜の味にも期待ができそうである。店長が地産地消にこだわり、毎朝目利きしているのだそう。
HPそう書いてあったのが印象的だったのでこの店にしたのだ。ということでお肉と野菜到着。
うますぎる…うますぎて牛肉を口に入れた途端、野菜やご飯が消えるレベルの最高の味。そう、この「やき肉 郷」さんは壱岐牛も最高、野菜も最高だった。
焼き肉屋なのに野菜を推すのは変だろうか?いや、壱岐島に来たらぜひここの焼き肉屋の野菜を食べに来てほしい。野菜も最高においしいなんて最高じゃないか。
ごちそうさまでした。とても満足。
お店を出るころはすこしだけ薄暗く、2日目の終わりがそろそろ近づいてきたようだ。少し暗い壱岐島の港は船がぽつぽつととまっており、波の音だけしか聞こえない風景はとても静かで心が落ち着く。。。
こんな時間だけれど、今日はあとひとつだけ行こうと思っていたところがある。その時間になるまでホテルで一休みする。
○居酒屋「髭」のラーメン
時間は夜の9時に開店。壱岐島のカウンター居酒屋「髭」さんへ向かう。美味いラーメンがあるらしいのだ。実は夜のこういうカウンターで小料理を出す感じの小さな居酒屋は初めてだ。個人でやってる感じの小さいお店はなんかこう…緊張する。
お店の看板はわかりやすい。そのまま扉を開けた。妙に重たい。頑張って開けてみたら目の前に家具がおいてある。あれ?入れない?とおもったら…
入口間違えました。変な人になってしまった。
改めて入店すると大将のおじいさん、女将さんのおばあちゃん、あともう一人店員さんの3名。先約で2人組が酌をしていた。早速お目当てのラーメンを注文する。
スマホを手に明日の予定を確認しながら待つ。2人組の注文した餃子が美味しそうだったので後で注文しようかなと企む。大将は寡黙で淡々と仕込み。女将さんはお茶目で可愛い感じのお方。
3日目に地元の人に聞いたけど、この居酒屋は島ではかなり長い営業で有名なのだそうだ。そうこうするうちにラーメンが出来上がる。それと背伸びをして壱岐島産の麦焼酎を注文。最高にジャンキーだけどせっかくだしと。
大人の旅行って感じだ。。。酒はあまり強くないので正直なところ焼酎の味の違いはわからなかったけど、おいしいごはんを堪能できた。
帰る時に東京から来たことを伝え、楽しく会話。お支払いもPAYPAYで個人的に良評価。ごちそうさまでした。
ホワホワと酔った気分で肌寒い中夜道を歩いてホテルへ。就寝。
明日は壱岐島を回るぞー!おやすみなさい。
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