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【福岡】ひとり旅③ 壱岐島周遊編

前回の旅行記はこちら


○二日酔いが消えた最高の朝食「かもめの朝ごはん」

こんな見出しもいかがなものかとおもうが、実際そう感じた。昨日は慣れない焼酎酒を飲んでしまい、朝起きたら頭痛で気分が下がっていた…

目は覚めていたので重たい体を上げて朝食をいただくことにする。今回はホテルの朝食ではなく、ちょっと歩いたところにあるこちら。

朝定食のためにちょっと開店時間の朝7時

壱岐島郷ノ浦港からすぐの「かもめの朝ごはん」さん。下調べをしていたらインパクトのある名前ですぐに「ここで朝食べよう!」って思った。

想像より店内が広く、そしてキレイな食堂といったイメージ

朝から壱岐の食材を楽しむことができるそうだ。ネットで調べた感じ、アジフライや焼き魚あたりかなとおもっていたら…

想像以上の大ボリュームで面食らいました

刺し身3種に焼き魚のとなりにはだし巻きたまごという大ボリュームな朝食でもう期待大である。ワクワクしている。

いやむしろこれぐらいが普通の朝食の量なのかと自分の食生活を振り返ってしまう始末である。

自分の家の近くにこの店できないかなぁ…

とはいえ、無用な心配であったようで余裕で完食。とても美味しかったです。気がついたら頭痛は消え去り、体も軽い感じ!

人類みんな…朝ご飯は抜くな。ちゃんとたべるんだ。一日のクオリティが高くなる。ということが学べました。


○めちゃくちゃキレイな海の壱岐島

朝食のあと、すぐ近くが海なのでちょっと眺めてみたら壱岐島はものすごく海が綺麗だ。透き通っていて底がみえるほどだ。

おもわず見とれてしまう港の水の透明度だ

↓一方でこちらは同じく壱岐島のはらほげ地蔵。地蔵が海に浸かっているというなんとも奇妙なスポットだけど、かなり海の近くで座ることができる。

濁りが一切なくて都会済みの自分は驚くばかり

海が透明でキレイといえば沖縄などの南の島をイメージしていたが、ここの壱岐島の水はとても綺麗だった。

1日目の糸島で美味しい魚がとれる理由を勉強したつもりだけど、実際にこのとおりだ。納得してしまう。

のんびり岸に座っていたらツアーバスに追い出されてしまった

ちょっと長めの期間とってやってくるだけでも心が健やかになりそうだ。


○壱岐の水産をいただく「うに飯食堂 はらほげ」

壱岐島の代表的な水産のウニ。それをお昼ごはんにいただくことにした。カジュアルにウニを味わえる「はらほげ食堂」さんへ。

団体客も利用されるようで繁盛してそうだ

ここでがっつりウニ丼…と行こうと思ったがちょっと興味があったのでウニ飯をいただくことにした。「ウニ飯」があまり見ないワードだったので。

いっぱいウニの混ぜご飯!かと思いきや控えめな感じ?

感想としてはウニが苦手な人がいたらウニ入門としてベストな味付けでした。ちょっと薄味?な感じがしたので醤油があれば好みだったかも。

隣のあおさの汁は磯の香りが強めでした。今度来たときはしっかりがっつりウニを注文してみることにします。

お吸い物。あおさというのだろうかしっかりとした磯の香り。

ちょうど食べ終わろうかというところで老夫婦が来店。お昼時だし地元の人だろう。

食事を終えて昼過ぎ。3日目の後半がスタートだ。


○弥生時代の外交先進都市を学ぶ「一支国博物館」

旅行を初めてからハマった博物館めぐり。その土地の歴史は必ず今にも通ずるものがある、そう確信するようになってからはできるだけプランにいれることにしている。

展示は撮影禁止なので看板だけ

今回は壱岐島の博物館「一支国博物館(いきこくはくぶつかん)」だ。ざっくりと説明すると壱岐島は弥生時代の外交の先進的な都市だったそうだ。

住居の方式や農具、土器から埋葬まで…いわば当時の生活の流行であったり、外界からの情報が入り込んだ場所だ。今で言うSNSみたいな感じで人気コンテンツはここだけで見れたのだろう。

展示が良くて思わず買ってしまったまとめパンフレット300円

展示の奥にはミニチュアをつかった当時の生活の展示があった。それぞれ表情やポーズから感情が読み取りやすく、これまたわかりやすい展示だった。

家族や仲間のためにあくせく働く大人から無邪気に遊ぶ子供まで、そしてそれらの誕生から死(埋葬の様子)までがリアルに描かれていた。

歴史をあまり真面目に勉強してこなかった自分が言うのもアレだけど、弥生時代ってあまり人気なさそうなイメージがあった。けれどこの博物館は見ていて楽しい。

小難しい説明はなしに子供でも雰囲気を掴みやすく親しみやすい展示は見事といえよう。家族連れでもゆっくりできて子供も飽きさせずオススメだ。

展示を眺めていたらなんと先程のはらほげ食堂で見かけた老夫婦がいた。狭すぎるだろう世界。


○麦焼酎発祥の地を社会科見学「壱岐の蔵酒造」

学生のころの社会科見学な気分で麦焼酎の工場へお邪魔した

観光サイトで見つけたこの「壱岐の蔵酒造」さんは予約をいれることで工場を見せてもらえるとのこと。お酒はあんまり得意ではないが、たった一人で見学できるなんて貴重な機会だったので行くことにした。

動画とかでよくみる工場見学。どれもすげぇとしか声が出ない。
不純物を取り除き、より旨味を抽出する巨大な蒸溜機は圧巻の一言

教科書でしかみたことのない食品製造の現場は想像以上に巨大でパワーを感じた。解説いただくたび、つい童心に帰ってしまった。「あれそれこれなんですか、なにをしてるものなんですか!?」という感じに。

最後に壱岐の蔵酒造さんのブランドを紹介いただいた。

いちごが好きなので左下に真っ先に目が入るなど

化学の勉強ってこういうことなんだなぁとしみじみ。化学の成分採取の手法って正直勉強だけじゃよくわからない。こういう施設に実際に行って、質問しまくる。それが一番知識が定着するよなぁと。

最後にいちごのお酒を記念に購入しました。車で来ているので家に帰ったら飲むことにしよう。


○壱岐の郷土料理「ひきとおし鍋」で〆

ここが最後のスポット。壱岐の郷土料理の「ひきとおし鍋」を頂き「古民家味処 壱州茶屋」さんにきた。

坂道の途中にある和カフェな雰囲気のお店。創作系料理屋で昼にも開いている。

「壱岐味鶏」をつかった鶏肉鍋ということでそりゃあもうウマいに決まってるだろう。郷土料理を実際に舌で味わうことで感じ取れる土地の文化もあるのだ。

店内は木目調でとてもあたたかみのある雰囲気だ。

ひきとおし鍋については国がまとめています↓
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/46_2_nagasaki.html

ということで着鍋。福岡旅行最後の食事の「ひきとおし鍋」。鍋と言ったら白菜、そしておもしろいことにそうめんが多く底に入っていた。

鍋といっても一人用サイズなので一人でも大丈夫

鍋の白菜とスープを前菜としてかきこみつつ、鶏肉をいただく。。。おや、これは…ちょっと硬い…?食感としてはコリコリとした鶏肉だった。ちょっと期待したものとは違っていた。

食後に女将さんに聞いてみた。結構硬い鶏肉でしたねと。壱岐味鳥は硬い食感なのだそうだ。初めて知った。でも旨味はしっかりあり、クセはない。普通に口にはいるものだ。

食感が期待とちがったので割と滋養強壮目的な鶏肉となのでは…?という感想でした。鶏肉に限らず、軟骨好きな人は美味しくいただけるかもしれない。ごちそうさまでした。


○壱岐とお別れ、そして福岡空港へ

食後は壱岐島全体を見渡せる「中央展望台」で深呼吸。

以上。2024年3月の福岡~原鶴~壱岐島旅行でした。投稿完結までに約一年たってしまった。

とにかく福岡は料理がうまい!食材もそうだが調理が上手!そう感じたどこかにマイル旅行でした。その理由も歴史から学び感じ取ることもできました。

ということで3日間の車の走行ルートはこちらです↓

※海上は九州郵船「ヴィーナス」

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