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私は自分のある癖のおかげでいつも良い場所に辿り着く。今回は星のや京都の近くにあるお寺「宝筐院」で秋を味わえた。
最近、自分のある癖を見つけた🔍
「分からないことがあったらすぐ周りの人に聞いてしまう」という癖。
道に迷ったら、Google Mapの力を借りて正しい道を探すではなく、
すぐ近くにいる人に聞いてしまう。
初めての場所に行き、カフェに入って、寛いだ後、
近くで散策したい気分になって、ネットで人気なスポットを検索するのではなく、
会計中に店員さんに聞いてしまう。
そう。そういうふうに、私はいつも、いつも、周りの人に聞いてしまう。
「もっと自分の脳みそを使いなさい!」「スマホを持っているなら、自分で検索して!」と、たまに自分もすごい思うよ。
でも、やはりプラスアルファの情報がほしくなるよね。私は。
だから、つい聞いてしまった。
地元の人に聞けば、
行きたい場所に早く行ける方法がゲットできるかもしれないじゃない?
この辺で働いている人に聞けば、
近くにある本当に美しい所が教えてもらえるじゃない?
と、
私は常にそう考えている。
旅は魔法だ。
旅人は魔法使いだ。🧚🏻♀️
旅をしている人は大体いい気分で旅先で楽しく過ごせる方法が探している。
悪い気分であっても、良い気分になるために旅先で楽しく過ごしたがる。
同じく旅をしている人との出会いと会話に対して、100%嫌いなはずがない。
地元の人は旅人に対して、
大体自分が誇りを感じる暮らしている場所の魅力を知ってもらいたい。
質問に対して、100%答えたくないはずがない。
『BRUTUS』という雑誌で
10人に1人が学生の街、京都。4年で出て行く彼らが、街の新陳代謝を促している。「すぐいなくなる人には優しい」という皮肉交じりの京都人評もあるが、のびのびやってもらうことで街が元気になるのだから持ちつ持たれつともいえる。
学生ゆえのフリーダムな勢いと、経済合理性を求めているだけでは生まれない価値が魅力。
という文章を読んだ。
京都、この街の第二の主役は学生と言うなら、
第三の主役はきっと旅人だろうと思う。
観光は地域に経済的な効果を与えていることはもちろん。
それ以外に、人々の幸福度も上げている。
また、街に対しても一定のエネルギーを与えていて、
街の新陳代謝を促しているではないかなと思う。
旅人は4年間もかからない、4日間で街から出ていく。
この4日間で、できればこの街のことを全て教えてくださいという気持ちが旅人は持っている。
もっと地元の人々に声を届けてみたらどう?
もしかして、彼らもずっと待っていたのよ。
街のエネルギーは人々の間の様々なコミュニケーションから生み出している。そして、街の中で循環している。♾
自分の脳みそを使うことも大事だが、
私はこの「すぐ聞いてしまう」癖を直す気は一生しないかもしれない。
京都に来たばかりの時のことを思い出した。💭
ある日、チャリのタイヤの空気が足りなくなり、
サイクルレンタルのお店に辿り着き、空気入れを借りたいと言ったら、
店員さんが私のチャリに空気を入れてくれた。
私の日本語がまだ麻婆豆腐の味がするので、
すぐ旅人と思われて、「どこから来たの?」と聞かれた。
「中国からです。」と答えたら、空気を入れながら、
なぜか嬉しそうに近くにある安くて美味しい中華をたくさん教えてくれた。
なぜか私もとても嬉しい気持ちになった。
(あの日はピザを食べる気分だったが、中華を食べることになった)
また別の日、私は宇治へお茶を買いに行った。
お茶を入れている袋を持って電車に乗り、
隣に座っているおばあちゃんに
「どんなお茶を買ったの?」と聞かれ、
「中村藤吉本店でほうじ茶を買いました」と答えたら、
「あら、私も今日そこで新茶を買ったのよ。これ、おすすめだよ。毎年買うの。」
と言いながら、買った商品を見せてくれた。
「宇治茶が好き?今度ぜひ飲んでみて!」と言った後、
おばあちゃんが電車を降りないといけないと気付き、
慌てて電車を降りた。
宇治駅の近くの駅で降りたから、おそらく地元が宇治の方だった。
あの後、私は「地元の人が言うなら、絶対美味しいよなあ。
新茶を買えばよかったなあ」という悔しい気持ちになった。
そして、家に着いたら、
なんと!そこで買った水筒のおまけに新茶のティーバッグが1個ついていた!
早速おいしくいただいた。なぜか心も温まった。
星野リゾートスタッフnoteを始めた理由は
私が感じた魅力を自分の声で届けたいからだ。
街をぶらぶらすることにより、
実は私みたいに声を届けたい人が周りにたくさんいることが分かった。
コミュニケーションは街を生き生きさせていると、
最近は強く思い始めた。💞
話がとても長くなってしまったが、
今回、私はまたこの癖のおかげで、
とても美しい場所へ行けた。(なんか図々しく聞こえるね)
京都の紅葉ピークを見たことがある詳しそうな方におすすめを聞いた。
京都嵯峨野のお寺「宝筐院」
カメラを持って、行ってまいりました。
行く途中で清凉寺を通った。
「宝筐院」石畳の道。
「紅葉に包まれる世界へようこそ」と言っているようだった。
色のグラデーションがある紅葉が楽しめる「宝筐院」にある秋の風情。
赤色、黄色、オレンジ系の紅葉が緑色の苔の上に散らしている姿もとても綺麗だった。
室内からの眺めもとても美しい。
左側の主役は赤色の紅葉。右側の主役はあおもみじ。
ここに座り、十五分ぐらいずっとこの景色を見ていた。
人を癒す光。
生命力を感じる。
「紅葉を手に持っているお花」
「宝筐院」へ紅葉を見に行った日はこの秋で、
一番満足された日かもしれない。
みなさんもぜひ「宝筐院」に行ってみてくださいね!
この冬の「宝筐院」もとても楽しみにしている!