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仕事道具の総入れ替え

 研究のプレイヤーからプレイヤー兼リーダーに移ってきたこともあり、気持ちを新たにする意味も込めて、自分が使用してきた仕事道具を良質なものに入れ替えてきた。自分がどのような基準で品を選んできたかという観点の整理も含めて、記録してみたい。いわゆる「ベストバイ」に近い記事だ。



腕時計

 社会人になりたての頃は、気張らずにフレッシュな印象を与えるデザインが良いと思って、初任給で好みの一品を買い、仕事・プライベート問わず毎日のように使い続けてきた。今でも愛着はあるのだが、もう30代に差し掛かることもあり、より落ち着いたデザインで重厚感を持たせたほうが今の自分らしいかなと思って、 セイコーブライツ、カシオオシアナス、シチズンアテッサあたりのブランドを巡ってこだわりの一品を見つけることができた。

【腕時計を選んだポイント】
・自動で時刻を調整してくれる電波時計。
・クロノグラフ(ストップウォッチ)機能付き。
・パーペチュアルカレンダー(うるう年等の調整が不要)付き。
・チタニウム製のベルト。
・ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使えるオンオフ兼用。


スーツ

 研究所への出勤自体は私服なので、スーツを着用する機会といえば、本社や大学、展示会や学会など外部に出張する場合に限られ、私の場合は月に1〜2日となる。着用する機会がそもそも少ないので、手入れが楽な方が望ましいが、一方で使用回数が少ないからこそ自分好みのデザインを選びたいと思っていた。

【スーツを選んだポイント】
・マシンウォッシャブルでアイロン不要。
・ベスト付き(スリーピース)。可能ならリバーシブルで、気分に応じて変えてみたい。
・ズボンが色違いで複数着付いている。気分に合わせて柔軟に変えられるように。

 最近のスーツは機能性・カスタマイズ性が格段に向上しているのだと気付いた。コーディネーターの方と話す中で、裾上げをダブルにしてみたり、遊び心を取り入れられるのは良いなと思った。


パソコン

 大学院生の頃に貯金を崩して、中古のノートパソコン(2013年製)を買ってからしばらく使っていたが、バッテリーが消耗しており、頻繁に充電しないと使えない状況になっていた。カフェでパソコン作業しようにも、いちいち充電ケーブルを持っていかなければならず面倒であったし、作業の質のボトルネックがパソコンの性能になってしまうのは良くないなと思い、この機会に一新した。ちゃんと中古ではなく最新のモデルにした。

【パソコンを選んだポイント】
・メモリは 8 GB。動画編集するわけではないので、16 GB は要らない。
・記憶媒体は HDD ではなく SSD。HDD の容量が大きいと、何でも保管してしまう癖が抜けないし、SSDの方がファイルの読み書きが速くて安心。 

 モノが新しいととにかくサクサク動いて気持ち良い。仕事の性質上、様々なソフトウェアやライブラリ・パッケージを使うことが多く、勤務時間内にそれらを試行して使いこなすだけの時間的余裕や技量を持ち合わせていないので、プライベートの空き時間に自分のPCで試してみることが多い。やはり高性能PCだと、ベーシックな計算なら速く終わってくれるもの。仕事道具に金はかけるべきだ。


パソコンスタンド

 ノートパソコンで作業する時、通常状態だと上体を曲げて視線を下げなければならず、肩や背中が凝ってしまうことが多かったので、パソコンスタンドを導入した。金額的には大きな投資ではないが、かなり効果的だと思う。

【パソコンスタンドを選んだポイント】
・持ち運び可能で、スタンドとパソコンが分かれているタイプ。高さを稼ぐことができ、自分の目線が地面に対して平行に調整できる。


モニター・キーボード

 研究自体がウェットからドライに移行したこともあり、以前よりも在宅勤務を気兼ねなく使えるようになった。その際、職場から支給されているノートパソコンを使用していては、画面が小さく感じてしまい、2画面並列作業などに不満を持っていた。この機会に外部モニターを導入して、在宅勤務を積極的に始めようと決意した。

【モニターを選んだポイント】
・給電・映像と音声の入出力が USB Type-C ケーブル1本で可能。
・インチ数が大きい(30インチ前後)。
【キーボードを選んだポイント】
・複数デバイスに応じて接続切り替えが可能。
・Mac OS / Windows の双方に対応。 
・キーの出っ張りが好み。


終わりに

 自分は昔からお金を使うのが苦手であったが、「いい加減もうパソコン変えたら?」という妻の一言で考え直すようになった。実際に良質な品を選べば、使用体験も格別であり、クオリティ・オブ・ライフが間違いなく向上する。そこで浮いた時間や体力を他の事に注ぎ込めば、自分1人でできることの範囲も広がる。内的により豊かな生活を過ごすため、良質なものには惜しみなく投資していきたい。

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