イタリアPh.Dの記録:3ヶ月目「新年、出だしは好調」
こんにちは、Ph.D.初心者です。
イタリアPh.D.の3ヶ月目(2023年1月)の様子をまとめました。
まず年明けに、Malgnoという町にある友達の実家にお邪魔しました。
Val Camonicaと呼ばれる、遥か昔に氷河に削られてできた谷に位置する小さな町です。街の近くにある、Lago d'Iseoという湖は山間部に位置しながら、水深が最大で250mもあるそうです。
滞在中は、友達も自分も1月に試験があるため、午前中は家でゆるく勉強、午後は友達に車で街周辺を案内してもらいました。
束の間のバカンスの後は、ひたすら非有限要素解析(FEM)の試験勉強をしていました。勉強の甲斐あり無事に最高成績でパス出来ました。博士の在学中に構造解析の授業でTAを経験したいのですが、試験結果を盾にどうにかして機会を得ようと思います。
一方で1月は、博士学生としてあるまじきことに、論文を一本も読まず、研究の進捗もありませんでした。2月に入ってからは、反省して平日に毎日論文を一つ読むのを再開しました。
今取り組んでいるのは、構造解析に用いる有限要素モデルのパラメータを最適化する手法に関するプロジェクトです。(前回の記事参照)
さて、早くもイタリアでPh.D.を始めて3ヶ月が経ちました。
イタリアでPh.D.をしていて感じるのは、指導教官が複数のプロジェクトや授業を掛け持ちして忙しく、学生の自主性が試されていることです。これは多くの研究室で共通しており、その分学生間で連帯感が生まれて、互いに励まし合ってら研究を頑張る空気が出来ています。
(毎日、昼食とコーヒー休憩を共にするなど。)
真面目で優秀な同僚に囲まれていることで、自分のモチベーション維持にも繋がるので、非常に恵まれた環境だと感じます。
今月は、ミラノでの週末をかなり有意義に過ごせた気がします。
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