
M2生活ー修論提出しました
年末年始がいつの間にか去り、気がつけば修論提出〆切日になりました。
過去一、祝日感のない年末年始を過ごしましたが、クリスマス・イルミネーションだけは見に行きました@けやき坂。
修論は余裕をもって〆切前日にアップしたのですが、今朝改めて見返してみると、あれ、目次の項目が1個飛んでる(見出し設定がされていなかった)、あれ、用語変更したはずなのに、ここだけ変わっていない(図の貼り付けの元を変えていなかった)など、いくつかミスが見つかりました。
ひい。
指導教官からは、「内容はいいから、何周もぐるぐる見直してから提出するんだよ」と言われてたので、本当に何周も何周もしたはずなのに、見落としていました。
恐るべし、認知バイアス。
さっそく修正して、再提出をクリック。ふう。
あとは2/1の最終口頭試問の準備です。
ここまで長かったのか、短かったのか、よくわからないですが、間違いなくここが大学院生活のクライマックスです。
それにしても、「修論とは?」と聞かれたら、まずは「お作法との闘いだった」と、私は言いたい。
いろんなお作法に振り回されたこの1か月の記録を残しておこうと思います。
修論の正式題目届
修論の正式題目届は、1/4締め切り、その後一切変更できない、と10月頃?説明がありました。
お題だけ先に届けて、その2週間後に修論の締め切りがある、という不思議なお作法なんです。その時は、ふーん、と思ったぐらいで、まだ先だし、気にしていなかったのです。
時は経ち、12月中旬の土曜日。ゼミで学校に行ったら、同期生のGさんが、
「今、正式題目届、出してきた」と言うので、
「もう出したんだ。早いね!」と答えたら
「え、うちのゼミ、もう全員出してるよ。年末にもゼミがあるけど、先生の印鑑もらわなくちゃいけないから、もし来れなかったら困るし」
先生の印鑑???
なんと、正式題目届とは、紙で印刷した上に、指導教官のサインと印鑑をもらって教務課に提出するものだった、という事実を私は初めて知りました。
電子印は不可なんですって。
紙に印鑑、コロナ禍で絶滅したと思っていましたが、ここで生き延びていたとは!!
その場にいた別のゼミのYさんも、
「私とMさんも今日のゼミで先生にもらう予定」と言うではないですか。
みんな、何でそんなにちゃんとお作法がわかっているのでしょうか。
それは、ちゃんとお知らせを読んでいるから、です。そして、ゼミの指導教官がきっちりしているから、です。
1/4〆切とはいえ、年末年始は先生も学校に来ない可能性が高いし、今週あたりもらっておくのが安心、と、きっちりゼミの人たちは12月になったら準備していたようです。
しかし、12月中旬の時点で、私まだ絶賛データ分析中で、結果がはっきりと出せていないので、修論の正式題目が決められない!
「××が○○に及ぼす影響」みたいなタイトルにしたのに、結果の数値に出てなかったらまずいよね、という話です。
その日は、同じゼミで地方在住のTちゃんも久々に学校に来たのですが、案の定、このお作法に気づいていなくて、「年内はもう東京に来れないから、どうしよう」と真っ青に。
その日のゼミで、指導教官にこの話をしたら、
「来週いくつか候補のタイトル作ってくれば、全部にサインとハンコ押すよ」
なるほど。こういうおおらかさが私は好きです(笑)
きっちりゼミにはない、いい加減さに救われました。
それにしても、不思議なお作法なんですよ。正式題目届は紙で印刷して提出するのですが、修論はPDFでシステムにアップするのです。修論の題目は「一字一句、記号も句読点も、すべて正式題目届と同じである」必要がある、と書いているのですが、紙とPDFと一字一句見比べるんですかねー?
それにしても、あの日、きっちりゼミの人に会わなかったら、私たち二人は1/4に先生の印鑑もらうために奔走していたかもしれない、と思うと、助かりました。
修論執筆のお作法
修論のお作法、本文は、日本語と英語のフォントや句読点、表や図の入れ方など、さまざま決まっていて、最初に設定すればいい話なのですが、中には面倒くさいものもありました。
たとえば、表紙の次が要約、その次が目次なのですが、これらのページ数はローマ数字ⅰⅱⅲと振り、その後本文からは普通のページ番号1から、と決まっていて、ページ番号の設定を途中で変えなくてはいけなかったり、目次と本文のページをリンクさせたり、私、Wordがあまり得意ではなくて、時間がかかりました。
あと、表はExcelで作って画像貼り付けするのですが、表の罫線は縦は引かない、横は一番上だけ太線、とか、表の中のテキストのフォントも決められていたり。
一番面倒なのが引用文献の表示で、日本語の場合と英語の場合で表示の仕方が違うのと、全角・半角もあるので、いろいろ面倒なことが多かったです。
文献管理ソフトRefworksを使っているので、文献リストは一発で作れる!と思っていたのですが、実際、RefWorksさんは、日本人の名前に無頓着なところがあり(笑)、漢字の姓と名の間にカンマが入っちゃったり、英語名と混ざってしまったり、日本語の雑誌名もイタリックになってしまったり、ともろもろ修正の余地がありました。
日本語の論文って面倒なのかも、と思いました。英語だけなら、これらの問題はおそらく起こらないのでしょうね。もちろん、英語で書くのは、別の大変さがあるでしょうけど、お作法のむずかしさは日本語ならでは、があるかも知れません。
お作法のことは、同期のみんな苦労したようで、Teams上でもさまざまなテクニックが共有されていました。その中で、おお!と思ったテクが、ExcelからWordへに貼り付ける表を美しくする方法。ベクター方式、知らなかったです。

修論、内容よりもお作法に気を遣うことが多かった気がします。
指導教授のお作法
これまたお作法がむずかしかったです。
私たちの指導教授は「とにかく最後まで書いてみるといいよ~」が口癖で、ゼミで「ここは、こういう順番でいいのでしょうか?」「結果の記載方法はこれで合っていますか?」みたいな質問をしても、最後まで書いてみて、と言われるので、とりあえず進めていました。
12月の最後のゼミの後ひたすら書いて、いったん最後まで書いたものを見てもうおうと、年末に提出したんです。
そしたら…
「熱が出たのでしばらく休ませてください」
ひえ。お大事にはしてほしいですが、最後まで書いたのに見てもらえないじゃん(泣)。
他のゼミでは、毎回、進捗を報告し、そこまでの時点で赤を入れてくれたり、細かい先生だと字体とかまでチェックするらしいのですが、私たち、全然フィードバックもらえないまま年を越すってこと??
いったん書き上げたものの、心もとないので、年末年始、ひたすら書き直していました。
そして年明けのゼミ、開始直前に「手書きの赤が入ったPDF」が送られてきました。。。
Wordで確認したいことをコメントに入れて提出したので、てっきり、そこにコメントが入って返ってくると思っていたのに、まさかの手書きコメント!
そして読めない!!
「先生、これは何と書いてあるのでしょうか?」
「あ、これね、××って書いたんだよ」
いや、それ絶対読めませんから。
その後3回、論文チェックしていただいたのですが、そのたびに「手書きの赤」が入ったPDFが送られてきました。
修論、引用文献リストまで入れると70ページぐらいになるのですが、それを毎回印刷して、赤ペン入れて、またスキャンする、その動作必要なの?と思いますが、先生のお作法なんでしょうね。
Tちゃんと画面共有しながら、お互いの赤を一緒に解読する日々でした。
こうして書き終わってみると、あっけない気がします。
まだ口頭試問の後、査読の先生からフィードバックもらったら、修正して2月末までに提出にするらしいので、実際の終わりまではあと1か月あります。
いよいよ口頭試問
10日後に迫った口頭試問。
副査の先生2名が決定しました。最初の構想発表会でコメントしてくださったおふたりです。予想通りです。
第2副査の先生が、吉と出るか凶と出るか(いや、凶じゃ困るんだけど)、です。怖いです。
構想発表会では、とてもポジティブなコメントをくださって、嬉しかったのですが、毎回いいこと言ってくれると思うなよ、と自分に言い聞かせてます。
口頭試問はやっぱりスーツだよね、と思って、そういえば昨年、口頭試問を見学して「スーツ買わなくちゃ」と思ったことを思い出しました。
あー、秋ごろに買っておけばよかった。今から買いに行くのも何なので、タンスにある服を試着してみました。
候補1.生地的にはちょうどいい黒スーツ。
問題はジャケットがちょっときついこと。これで長時間過ごすのはつらいかも。さらにボトムがスカートなので、寒さが堪える気がする。
候補2.ちょっと薄いグレーのスーツ。これは着心地がいいけど、やはりボトムがスカートだし、生地が1よりも薄いため、さらに寒さが堪える。
候補3.スーツではないけど、紺のジャケットとパンツ。遠目にはスーツに見えることを期待して。
1で、自分の発表が終わったら、カーディガンに着替える、という手も考えていますが、おそらく3にするでしょう。2月にスカートはきつい。見た目よりも健康が大事なお年頃ですもの。
大学院生活、最後の山に向かって、まだがんばります。