IAG AWARDS 2020にて「Gallery KAMON Irie賞」受賞
IAG AWARDS 2020(2020.7.17-7.19)に入選して東京芸術劇場で展示させていただきましたが、この度「Gallery KAMON Irie賞」を受賞いたしました。
Gallery KAMON Irie 代表 入江様のコメントがこちらです。
単色のカラーにシルエットで構成された画面。デジタルプリントによる仕上げでありながら独特のアナログ感。それがペンによる点描という作業によるものだと知り、作者の心象風景がそこに在るのを感じた。
大胆で力強い作風から、新たな写真芸術の世界が開かれたと思う。
最近のアート作品はジャンル分けするのが難しい(複合であったり、ボーダーレスであったり)中で、自分の作品は「絵画」ではなく「写真」というジャンルに分類されるのではないかと思っています。
それは、点描というアナログな手法を加えているものの、元々はカメラで撮影した画像であり、作品自体は撮影した画像を単に加工して出力したものに過ぎないと考えるからです。
アート作品のジャンルのボーダーレスという流れの中で、写真もその影響を強く受けています。
木村伊兵衛賞に横田大輔さんが選ばれたのもその傾向の一端ではないでしょうか。
横田大輔さんの作品は従来の「写真」という概念では否定されてしまう作品であり、拡張された「写真」という基準で評価されたものだと思っています。
自分の作品もその拡張された写真の中の一つであり、コメントの「新たな写真芸術の世界が開かれたと思う」という箇所に、自分の意図を汲み取ってもらった上での評価をいただいたということで、この上ない喜びを感じています。
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