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初めての胡弓(クーチョー) その4

2024年8月11日(日)その2

前回は胡弓の調弦(ちんだみ)をしていたところ、
ばっちん!とウマが3つに崩壊したところまでお話をしました。

なぜ3つに分裂したウマを見て呆然としたかというと
私の持っている胡弓は5弦なんです。
利用されている方は少ないそうで、
いわゆる既製品というものはなく特注品なのです。
(なぜそんな珍しいものを手にしたかという経緯はこちら
当然ウマも特注ですし、もちろん予備などは持っていません。
そもそもこちらで沖縄の胡弓(くーちょー)を
製作しているところなど
まず無いでしょうし(あるのかもしれませんが)、
加えて5弦という特殊なウマです。
これは当分弾くことができない。(弾いてもいないのですが)
 
「わー、どうしよう」

まずは購入した三線店に電話をして事情を話したところ、
ウマの高さだけ教えてもらえれば、
たまたま5弦胡弓の注文が入っているので一緒に作りますよ
と優しいお言葉。ずうずうしくも郵送のお願いもしてしまいました。

たまたま師匠にそのお話をしたところ、
師匠も5弦胡弓のウマをお持ちなので「すぐ送りますよ。」
とこれまた優しいお言葉。
更に!瞬間接着剤で直したら使えるかもしれませんので、
試してみてください。ただし時間を充分おいてからにしてくださいね。
逆にこの方が割れにくいともいわれていますよ。(ほんとか?)

家にあった瞬間接着剤はがちがちで全く使えなかったので
(これ有る有るですよね)コンビニに行って新しく購入して
早速3分割のウマを結合してみました。
さらに上からゆっくりギューッと押さえてみたりして。
こうしてとりあえず復活したのですが、
念のため2-3日置いてみようと決めました。
その後師匠からのウマが届いたので
それを使ってみることにしました。
(師匠、早々にありがとうございます!)

しかしそれでもすぐには弾くことができない事件は続くのでした。。。。


胡弓一言メモ(初めてのわたしが「へーっ」って思ったこと。)


今回は「へーっ」ではなく、どちらかというと
この胡弓の音色についてお話をしたいと思います。
バイオリン等の音色は良く耳にするので皆さんも
お分かりになると思いますが、胡弓(クーチョー)はまた独特です。
なんというのか「きゅーん」という空間を少し曲げたような
(たとえが変ですね)そんな音が入ります。

なんだかジャングルの奥から聞こえてくるような気がしてなりません。
和胡弓と比べると音は少し小さめで
(大きさ自体も和胡弓に比べて小さいのです)
もう少し柔らかいような甘ったるいような気がします。

もちろんそんな音が私は大好きです。
(あー早くそんな音を出したい・・・)

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