見出し画像

胡弓(クーチョー)の準備(松脂を塗る)

ここで初めて胡弓(くーちょー)を始める方へ、
準備の方法をお伝えしていきたいと思います。
あくまでも私の主観ですので
(それも胡弓を始めて現在2か月→11月で3か月になりました)、
もっと正しい方法があると思います。
新しい情報が入り次第これからも修正をしていきたいと思います。
また先生に教えていただいている方は
先生のおっしゃる通りになさってくださいね。

さて調弦が終わりいよいよ演奏と思い弓を手にします。
じつはここで弓に松脂(まつやに)を塗る作業があります。

4/4 松脂を弓(の毛)に塗る

さて塗り方ですが(私が偉そうに語れるものではないのですが)

  1.  新しい弓にはたっぷりと塗りました
    (4-5往復ぐらいごしごしと繰り返しました)

  2. あくまでも私なりの塗り方ですが、5-10cm単位で
    少し力を入れるという感じです。

  3. その後は稽古を始める前に裏表に
    それぞれ1往復サーっと塗っています。

  4. それから松脂を塗った弓は
    他のものに触れないように気を付けましょう。
    胡弓だけでなく着ている服や周りのものにも気を付けましょう。
    同じように指にもつかないようにしましょう。
    下の写真のような塗り方はだめです。


松脂を指で触ることはNG!

胡弓(くーちょー)の弓は松脂を塗ることが必要です。
これは和胡弓(こきゅう)や二胡、
さらにはバイオリン等西洋の楽器も同様です。
弓というより、正確には弓の毛には
松脂を塗ったうえで弓を左右させて音を出します。

利用する松脂ですが胡弓(くーちょー)専用のものは
見たことがありません。(あるのかもしれませんが)
そこでバイオリンやビオラ用の松脂を使うことが多いようです。
たまーに和胡弓(こきゅう)用の松脂を
利用されている方もいらっしゃるようです。
またいろいろなタイプの松脂があるようです。
(わたしの使っている固形だけでなく液体や粉など)
 
また例えば同じ固形タイプの松脂でも種類がいろいろあるようで、
こだわる方はどこどこのメーカーのなんとかという商品と
指定される方もいらっしゃるようです。


固形松脂を塗りやすい形は大きめの松脂が良いと思っています。
小さいと弓の毛の幅に収まりにくいので、結果塗りにくいです。

幅が狭いと塗りにくいです
大きいやつ →師匠からいただきました。
小さいやつ →胡弓を購入した際にお店が付けてくれました。


また丸くて布の付いているやつが塗りやすい
と先生はおっしゃられていました。
一度拝見したのですが確かに塗りやすそうでした。


塗りすぎに注意
こんなことがありました。
なかなか思った通りの音が出ないので、
松脂が足りないかと何度も塗りなおすのですが、
やはり音がうまく出ません。
むしろ塗る前より音が、かすれてます。
弦を見ると緑色の弦が「真っ白」になっているじゃないですか。

さすがに師匠からそれは塗りとご指摘をいただき
弓と弦の松脂を落とす方法を教わりました。

弓は新聞紙などの上で弓の先を軽くたたきながら
ぱんぱんと払う感じです。
結構落ちたな、という感覚はなく
新聞紙をよーく見ると確かに
何かほこりのようなものが落ちている
という感じです。
舞台が終わるたびに中性洗剤で松脂を洗い落とし
次の舞台に備える方もいらっしゃるとお聞きしました。

弦はアルコールでさっと拭くと良いと教わりました。
ただし拭き終わった布や紙を胡弓やその他の場所には
つかないように気を付けないと、
そちらについてしまうとのことでした。
松脂が溶けているのですから当然ですよね。



松脂は拭き取りましょう
また仮に松脂を付けすぎでなくても
演奏しているうちに根元(首元)が白くなってきます。
師匠からそれも時々拭き取らないと、
固まって取れにくくなるとのことでした。
そこで定期的(毎回ではありませんが)にふき取るようにしています。


松脂が付いています。
アルコールティッシュで綺麗に
ついでに弦も拭きました。
(良いことなのかどうかはわかりませんが)


いいなと思ったら応援しよう!