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初めての胡弓(クーチョー) その2

2024年8月7日(水)

東京の自宅に戻ってきて数日が経ったころ届きました。
段ボールで厳重に梱包されていました。
その日の夜早速梱包を解いて、さてケースを取り出すかと
取っ手を持って段ボールから引き出そうとしたところ

「ぼぎっ」

と鈍い音。
見事に取っ手が取れてしまいました。

実はその時「えーっ」ではなく「やっぱり・・・」
と思ったのは訳があります。
沖縄でケースを選ぶときに大師匠(師匠の師匠)から
「頑丈だからアルミケースにした方が良いと思いますよ」
と勧められたわけです。
しかし一瞬躊躇したのですがそれには訳があります。
実は三線ケースを初めて買うときにも
友人から勧められるままにアルミケースを購入したのですが、
1年もたたないうちに「べきっ」と取っ手ごと
(この時は取っ手自体は壊れてません)
はがれてしまったいやーな思い出があるのです。

確かその友人も
「アルミケースは頑丈だから」
と言っていたことも思い出したのでした。
もちろん大師匠やお店の方が悪いのではなく、
おすすめをきっぱりとお断りできなかった私の責任ですし、
何はともあれ胡弓を始めるとはこういうことだ!
(どういうこと?)
自分で解決するのだ!と妙に力が入ったのでした。

早速壊れた原因を探ってみると
取手を止めるねじがバカになっていて(さびていた)
取手の穴自体は無事だったので、
やや大きめのねじを探し再度取り付けてみることにしたのでした。
あいにく家にはそのねじが見当たらなかったので
(普通は無いですよね)
ネットでモノタロウを探しているとあるじゃないですか。
念のため取手も併せて注文し
翌日には到着したので無事装着完了。
余った取手は縦に持てるように
別につけることとしました。

 妻に話したところ
「初期不良とも言えるわよね。それはお店に伝えたら?」
と言われ、それもそうかと納得。
しかし沖縄に送り返す手間と時間を考えると
自分で直した方が早いこともありますが、
一番の理由は「胡弓を学ぶとはこのようなことだ!」と
「どーん」(机をたたく音)気合を入れたのでした。

実はまだまだ続くのですがこれはまた今度。

復活させただけでなく縦にも取手が付きました。


胡弓一言メモ(初めてのわたしが「へーっ」って思ったこと。)


弓で弾くのですがこれは「松脂」を付けないと音が出ないのでした。
最初は「あのネバネバの?」と思ったのですが、それは素人の勘違い。
固まっていて蝋よりは固く、石鹸のような印象があります。
これをせっせと塗り込む?擦り込む?らしいです。

この松脂、師匠からいただきました。

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