見出し画像

胡弓(クーチョー)の準備(弦を張る)

ここで初めて胡弓(くーちょー)を始める方へ、
準備の方法をお伝えしていきたいと思います。
あくまでも私の主観ですので
(それも胡弓を始めて現在2か月)、
きっと私の記事内容とは違った正しい方法があると思います。
記事が間違っていたり、新しい情報が入り次第
これからも修正をしていきたいと思います。
一方先生などに教わっている方は
先生のおっしゃる通りになさってください。
 
弾くまでに整えたいこととして
 1/4 弦を張る 
 2/4 ウマを立てる 
 3/4 ちんだみ(調弦)をする 
 4/4 弓に松脂を塗る

という順番でご紹介をします。
もし上記が整えば普段は 
 3/4 ちんだみ(調弦)とたまーに 4/4 松脂を塗る
ってところで大丈夫かと思います。


では今回は弦を張ってみます。

弦を張るには、
 a「糸がけ」に弦を巻き付ける
 b「カラクイ」に弦を巻いていく

3弦胡弓だったら真ん中の弦から、4弦でも2弦、3弦と
中のほうから巻いていくとやりやすいように感じます。
また一つの弦を一気に巻くのではなく、
それぞれ徐々に巻いていったほうが
ウマが倒れにくく、また弦も切れることもないと思います。
(3弦や4弦は細いので意外と切れやすいです)

ある程度まで弦を張ってウマを立てます。
ある程度って難しいのですが、
私の場合は指を入れて上にあげてウマの高さ以上の高さが出て、
さらにウマを置いて指を離したときにウマが止まる程度の強さです。
(わからないですよね。やってみないと)


指で上げてみて
そっと下ろすとウマが止まる程度まで弦を貼ります



a.「糸がけ」に弦を止める


 弦を糸がけにかける方法は三線とほぼ同じです。
 これは画像を見ていただいた方が良いと思いますが、
 ネット上には三線で糸がけに止めるたくさん画像や映像が
 ありますのでぜひそちらもご参照ください。

(靴紐でやってみました。白い紐が弦だと思ってください。)

まず弦を糸がけに通して
向こう側に回して、先を折り返します
折り返した頭を差し込んで
そーっと引っ張ると完成です


 私自身ポイントは二つだと思っています。

 ① 糸がけの輪に直接弦を掛けてはいけない
 ついつい糸がけの輪に直接巻きたくなるのですが、
 それはNGのようです。
 根元でぐるぐるっと巻いて輪を通る感覚です。

 ② 3弦、4弦(4弦胡弓の場合)は二重に巻いた方が良い?
 私の巻き方が悪いと思うのですが、
 3弦や4弦など細い弦はどうしても説明通りだと
 するするっと抜けてしまうことが多いのです。
 私のようにもしうまくいかない方は
 2重巻きも試されることをお勧めします。
 

細い弦(3弦、4弦)では初めに二重にまきます



b.「カラクイ」に弦を巻く


 カラクイには穴が開いているので、
 そこに弦を通して2-3cm(私の場合は)ほど出して
 くるくると巻いていきます。
 巻き方は手前から向こう側に
 (胡弓が立っていると仮定した場合は下から上に)
 巻いていきます。

 見た目も大切ですが、根元に寄って巻かないようにします。
 寄ってしまうとカラクイが止まりにくくなります。
 (カラクイを外そうとする力が働きます)
  

真ん中で巻きます(汚くてごめんなさい)
これはダメです。 

2/4 ウマを立てるに続きます。


弦の色が違うのは?

私は5弦の胡弓しか持っていないのです。そしてその4弦、5弦はちょっと特殊な弦を使っているのです。それはまた後ほど。


いいなと思ったら応援しよう!