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ワクチン接種後 歩行困難(10歳)

厚労省のサイトで、5歳から11歳への新型コロナワクチン接種後に起きた副反応疑いの報告が公開されています。7月8日に、新たな報告が公開されました。


検査で異常が見られないのに歩行困難(未回復)

新たに公開された報告から、気になる事例を取り上げます。報告医師は、ワクチン接種との因果関係を「あり」と評価している事例です。

紹介する報告は、重複している部分などは編集してあります。BNT162b2は、コミナティ筋注(ファイザー製)のことです。時系列で追えるように、順番を入れ替えたりしています。

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)> 第81回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第6回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料 7月8日

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00044.html

資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) より

事例:22962 10歳男性 コミナティ筋注2回接種 ロット番号:FN5988

患者に関連した病歴は以下を含んだ:
「アトピー性皮膚炎」(継続中か不明)。
コミナティ(1 回目)、反応:「寒気」、「頭痛」、「咽頭痛」、「発熱」

2022/04/12、BNT162b2(コミナティ 5~11 歳用)2 回目接種。
2022/04/12、患者は夕方から 37.5 度の発熱があった。 支えなしでは歩けなくなり、ペットボトルの蓋が開けられなかった。 夜から頭痛があった。
04/13、37.8 度の発熱、頭痛、歩行困難が続き、咽頭痛も出現した。 夜、体温は 38.6 度あった。
04/15、解熱したが、頭痛、咽頭痛、歩行困難が持続し、当院を受診した。 下肢筋力低下あるも腱反射は正常であった。 右下肢把握痛あり。血液検査で明らかな異常はなかった。
04/16、下肢のしびれあり。 再診。 両側膝蓋腱反射減弱を認めた。
04/18、松葉杖使用で自力歩行可能となった。 両側膝蓋腱・アキレス腱反射減弱があった。頭部MRIは異常なしであった。
04/20、症状が続き、検査目的に入院した。 脊髄MRIでは異常を示さなかった神経伝導速度検査はで明らかな異常はなかった
04/21、髄液検査が実施された。 異常なしであった。
04/22、患者は退院した。
04/27、腱反射は改善、ふらつきながらも自力でゆっくり歩行可能となった。
04/27 夜中、両下肢の痛みが出現し、受診した。
05/10、両下腿の痛みが増強したため受診した。 (右足の痛みが強く、左足の感覚が鈍い)。
2022/05/10 (ワクチン接種後)、事象の転帰は未回復とされた。

報告医師は、事象を重篤(入院)と分類し、本事象と BNT162b2 との
因果関連を、関係ありと評価した。 他の疾患等の他要因の可能はなかった

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000961523.pdf

脊髄MRIや 神経伝導速度検査では異常が見られないのに、歩行困難となり未回復となっています。報告からは、検査で異常が見られないので、どのような治療をしてよいかわからないと読み取れます。このような症状が出ている人たちを回復に近づけるためには、このような事例が出ていることを周知させて、医療機関で情報を共有することが必要なのではないでしょうか。

PCR陽性者の増加に伴い、またテレビ番組でワクチン接種を促す医師が増えてきていますが、接種は任意です。接種するか決めるためには、このような事例があることも知らせるべきだと思います。専門家の評価で因果関係の評価不能とされてしまっても、現場の医師は関係ありと評価している事例はたくさんあるのです。なぜ報告している医師たちの評価は、無視されるのでしょうか。


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取材等が続いており、しばらく書く時間が取れませんでした。久しぶりにnoteのクリエイターページを開いたら、ものすごく変わっていてビックリ(汗)。マガジンが割り込んできていて、なんだかごちゃごちゃした印象です。元に戻してほしい・・・。