10月27日に行われた衆議院選挙で、投票用紙誤交付などのミスが多数発覚しています。本人確認がユルすぎることによる誤交付が多く、これでは不正選挙の可能性も否定できないのではないでしょうか。
各地で起きた誤交付
投票用紙の誤交付は、各地で起きています。その中からいくつか掘り起こしました。
以下、産経新聞より。
入場整理券を持たずに期日前投票所を訪れた人に、生年月日だけの確認で投票用紙を交付してしまったのです。本来は投票権のない外国籍の市民が投票できてしまい、その投票も有効投票として処理されてしまいました。
入場整理券を持たずに投票所に来た人への確認は、こんなにユルいものなのでしょうか。
宮古島でも似たようなミスがありました。動画は1分です。
以下、琉球放送の記事から一部引用。
ここでも、入場券なしで来た人に対して、生年月日と性別だけ確認してその人だと思い込み、氏名の確認を怠っています。
再び、産経新聞より。
このような誤交付が各地でありました。
NHKは下記の記事(2024年4月27日付)で、不正選挙に関する「偽情報」を検証していますが、本人確認のユルさについては触れていません。
選挙ドットコムの記事(2018年1月29日)では、「投票用紙を偽造して、選挙結果を変えることはできるのか?」とか「投票箱から投票用紙を抜き出し、書き換えることはできるのか?」などの質問に対しては「できない」と答えています。わざわざそんなことをしなくても、こんなに本人確認がユルければ「なりすまし」で投票できてしまうと思うのですが、なぜそこには触れないのでしょうか。
自治体によっては、身分証明書の提示を求めるところもあるようです。
下記は2017年の記事(西日本新聞)ですが、「券が届いていない場合の本人確認のやり方は自治体の判断。北九州市と久留米市は原則、身分証明書の提示を求めている」と書かれていました。北九州市のサイトと久留米市のサイトを確認したところ、確かに、ハガキが届いてない場合などは身分証明書を持参するようにと書かれています。
この記事では、「なりすまし」の懸念についても触れられています。
上記の記事にも書かれていますが、入場整理券を持参した場合も「なりすまし」の可能性はあると思います。なんらかの手段で他人の整理券を入手した人がいても、身分証明書の提示を求められることもなければ、性別が同じで同じぐらいの年齢だったら投票できてしまうのではないでしょうか。
この記事では、福岡市は「なりすましの排除」より、「気持ちよく投票してもらう」ことを優先しているとのこと。けれども、「見た目が名簿の年齢と相違ないか目視でのチェック」ぐらいでは、別人でも気づけないと思います。
投票したのに無効!
せっかく投票したのに、正しく処理されずに無効になった事例もあります。
投票用紙94人分が、選挙管理委員会の鍵がかかるキャビネットに保管されたままになって、無効になったというミスがありました。
こちらは、不在者投票の用紙525枚が誤った場所に保管され、開票開始までに投票箱に入れられなかったため、無効票となってしまいました。
本人確認を怠った誤交付やミスによる無効票などは、あってはならないことです。
中高生の皆さんは、どんな対策をしたらいいと思いますか?
ぜひ、総合的な学習の時間などにみんなで話し合ってみてください!