首相がCMで、あたかも交互接種の安全性が確認されているかのようなメッセージを流しています。製造業者は添付文書に、「他のSARS-CoV-2に対するワクチンの互換性に関するデータはない」「他のSARS-CoV-2ワクチンを接種した者に追加免疫として本剤を接種した際の有効性、安全性は確立していない」と書いているのに。
事実を誤認させるCM
首相が3回目接種を促すCMは、企業なら違反とされる内容だと思います。
クレベリンの景品表示法違反について書いた記事でも取り上げましたが、厚労省の資料では、「感染予防効果は実証しにくく、臨床試験で確認することは稀。発症しない感染者が多数存在する新型コロナでは、実証はほぼ不可能と考えられる」と言っています。
交互接種についても、どちらの製薬会社も安全性が確認されたとは言っていません。
添付文書は、下記のページで確認できます。
モデルナ社
ファイザー社
そして、実際に交互接種をした後に死亡している事例があるのに、それらは「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」とされています。「因果関係がない」とも認められていないのに、それらをきちんと調べないままで、あたかも安全性を確認したかのようなCMを流してよいのでしょうか。
3回目にモデルナ製を接種した交互接種の死亡事例
交互接種に関連した資料
資料2-2-2-5 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例一覧)
資料2-2-3-5 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過)
資料2-3-2 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注)
資料2-3-2から、気になった事例を取り上げます。一部を引用していますが、表は拡大して見られます。詳細が書かれていない事例については、資料2-2-3-5からも引用しています。
※2つの資料では事例の番号が違っています。
※因果関係評価「γ」:情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの
※剖検:病理解剖
事例100は、以前の記事(下記参照)で取り上げましたが、交互接種だったことがわかりました。
在庫処分
死亡事例には、基礎疾患がある人もいますし、高齢者が多いですが、接種前まで普通に生活していました。岩盤浴へ行くぐらいの元気があったのに、倒れて発見されたら死因は「熱中症」で処理されています。接種翌日の入浴中に溺死したのに、「溺水に至った原因は不明」で終わっています。これらのことが、どのような人に起きるかはわかっていません。
これらの報告を見ているはずなのに、3回目接種や交互接種が安全だと思わせるCMを流す理由は、在庫処分をしたいからとしか思えません。本当に効果があって安全だとみんなが感じていれば、CMなど流さなくても接種するでしょう。モデルナ社のワクチンは、有効期間が、令和3年(2021年)7月16日には「6か月」から「7か月」に延長され、同年11月12日には「7か月」から「9か月」に延長されました。
「ロットNo.別 武田/モデルナ社ワクチンの有効期限」
延長しても、5月で期限切れになるものがまだたくさん残っているのでしょう。
国単位で動かないと解決しない、その結果があのCMなのではないでしょうか。