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我が脳梗塞の回想録6-救急診療室

TVのドラマの様な情景がベッドに横たわった私の周りに展開していた。

点滴が左右の腕に刺さり、頭上には心電図がうごめいていた。
ヤバいなぁ、と思いながらまだどこかで客観視している自分がいた。

この期に及んで自分の身に起きている現実を受け入れる事が出来ないのだ。

人間は死んでも魂は残る、と言うがもし、この時、私が死んでいたら、正に亡霊となって彷徨っていたのだろう。

つづく…


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