どうなる土佐清水市!勝手に想像

ちょっと前に30年後の土佐清水市の人口予測が出ていて5000人台という脅威の数字だったのでちょっと界隈でザワザワしている。

人口問題に関しては数も大事だが人口バランスも大事。
しかし、現状からすると30年後は逆三角形。
恐らくコマの様な形のグラフになるだろうなと予測している。

少子高齢化というのは全国的な課題なのだが、特に田舎では強烈だ。
土佐清水市の場合、最終教育機関が清水高校のみなので、専門的に学びたい学生は高校から、進学する学生は必ず出ていくという社会現象の面が人口が減り続ける大きな理由の一つだろう。

それに加えて求人職種の少なさ。
求人はある。介護医療福祉や宿泊、建設関係は常に募集している状態だ。
しかし、それらの職種が多くを占め、この場所に留まるには選択肢が少なすぎる。

自然減はもちろん、土佐清水市の人口問題(減少もバランスも)を大きく左右する社会減をいかに食い止めるかは大きな課題だ。

残る人、帰ってくる人が仕事を選べ、子を育てられる環境を整える。
これが今やらなければならない大きなコトだと私は考えている。

たとえば前にもnoteに書いた様に毎年定期的に起業コンクールを行い、選ばれた方には支援をする。その代わり本社は必ず土佐清水市に置くなど縛りを付けて清水で仕事を増やしていく。

倒産などあるだろうが、仮に10年行えば10社の企業が誕生する。 
従業員が2人でも代表を入れて3人×10年で30人。
そして、それぞれ家庭を持てば30人×2で60人。
さらに子供2人生まれたら120人という単位で土佐清水市で残る人が増える。

あくまでも机上の計算。
単純ではないが、そんなコトもできるのでは無いかという可能性はある。

しかし、それでも間に合わない人口減。
この土地で暮らすためには【覚悟】が必要になる。

医療介護福祉。
コレに頼らない覚悟。
もっと言えば【死ぬ覚悟】だ。

重病などの場合は手術、入院、通院にしても30年後の未来には選択肢も少なくサービスも受けられないだろうから、この土地で最後まで生きて死んでいく覚悟が必要になる。
 その覚悟がない人間は介護医療福祉のサービスが受けられる土地へ移転するしかない。

こうして選択肢を迫られると人口は更に減る。
そして、市街地が残り地域は廃れる【逆ドーナツ化現象】が起きてくる。

そうなると廃村状態で村としての機能、文化を失う場所が出てくるだろう。
それも諸行無常仕方がない部分ではある。

しかし、その様な土地が多く出てくる場合、ソレを逆手にとる戦術を取らないといけない。

医療介護福祉も満足に受けられない。
しかし、土地はあるからここを使いたい人には解放する。いわば【特区】の様な形にする。

そうすると、死を受けいれる覚悟のある人達が集まり、新しいコミュニティを形成し文化を作っていく。
そして、いつかネイティブの人間がマイノリティとなり新しいコミュニティがこの土地に栄える。

その規模は小さいかもしれないが、人が全く居なくなるコトはないと私は想像している。
この様な形で土佐清水市は人を変え形を変え文化をかえ残り続けるのではないか。

私が死ぬ時、どちらを選択しているだろうか。それはその時にしかわからない。

皆さんの暮らす地域はどうでしょうか。
遠い未来の身近な話。
ちょっと想像してみませんか?

ほいたら、また。

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