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スプリット。
世代なのか土地柄か、家族の集まり、友達との遊び、学校行事の打ち上げなどで、ボウリングにはよく通っていた。小中時代はエノボウ(江ノ島ボウル)を、学区とともに活動範囲が広がった高校以降はフジボウ(藤沢ボウル)を。近場にあったこの二つは本当に良く利用していた。学生時代も、免許取り立ての地元の友だちと、今夜投げにいきますか、と誘い合い、カラオケ、スーパー銭湯、ボウリングを3大遊戯として、夜な夜な楽しんでいたものである。
その他には、椰子の木が生えていてリゾートを感じられる逗子マリーナボウル。ドライブ中にふらりと入った昭和レトロの(かなり寂れた)熱海スターレーン。地方都市に住んでいたときは、清水の狐ヶ崎ヤングランドボウル、甲府の大丸パークレーンズにも行った。ラウンドワンを選ばなかったのはシンプルにボウリングがしたかったからかも知れない。
今では4年に1回、2ゲーム程度の投球数ではあるけれど、近年はダブルや人生初めてのターキーが出るなど、点数の安定どころか、アップしていることにはとても驚きました。
何十年も前に最終進化を遂げ、完成されたルールと設備。平成末期でも手書きスコアだった熱海スターレーンには驚いたけれど、スコア表示画面のガサツな動きのCGにはなんとも言えない哀愁を感じる。手を乾かす通気口。ボタンで一つに繋げられるシューズ。投げる前から倒れてしまっているピンよ。なかなか戻って来てくれない私のボウルよ。
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ボウリング場の利用者はこの10年だけで6割減していて、施設の数も最盛期と比較すると1/4程度まで減っているそう。先に挙げたレーンも半分は廃業していることを知った。広い土地を要するから、競技人口が減ってしまったら維持するのはむずかしいのかも知れないけれど、遊び場所の縮小化というのはとても寂しい。狭くても出来る遊びにどんどん集約されていくのだろうか。
また、ボウリングやろうぜ、と集まれる日を楽しみにしています。