思考は現実化する・・・か?
思考は現実化する・・・か?
答えは否であろう。
正確には、思考し 徹底的(徹頭徹尾) 行動した 者が現実化する可能性が高くなる・・・・・と言う事であろう。
書店の自己啓発コーナーなどで、人間は考えた通りの人間になる、強く願えば夢は叶う、等々その類をあげれば枚挙にいとまがない。
冒頭、否と記したが完全に間違いかと言われればあながち間違いでもない。
往々にして自己啓発本を手に取る人に見られがちなのは思考するのみで行動が伴わないということである。
棒ほど願って針ほど叶う と言う。
それほど願望を実現させることは困難であると言うことであろう。
人間はその人が考えていた通りの人間になるという意味では失敗した人生の方が分かりやすいかも知れない。
歳をとり、老人になった者が
「俺はこんな人生を送りたいなんて少しも思ってなかったんだ」
といった類の発言をしたとしよう。
どうだろうか。
いやいや、思って行動し続けたから今があるのでしょ。
と言いたくなるだろう。
つまり、その老人は今の境遇になるようになるように行動して来たと言う事である。
つまり人生は何を考えどう行動してきたかの結果である。
何事にも例外はある。
天災に見舞われる、事故にあう、大病にかかる・・・等々
今は、こういった特殊なケースは置いておくことにし、大多数の人にとってということにしておきたい。
ただし、テニスの国枝慎吾氏をはじめとする多くの方々がハンディキャップを乗り越えて自己実現されている現実をみるとただただ頭の下がるおもいである。
「為せばなる、為さねばならぬ何事も、為らぬは人の為さぬなりけり」
江戸時代米沢藩主、上杉鷹山の言葉である。
今をときめく大谷翔平選手に
「思考は現実化しますか?」と質問したら、どうだろう?
二コリと笑い・・・
「もちろん」と言いそうである。
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