随 筆
人生というもの
人生80年として、現役生活は個々人によってそれぞれであろうが、ここでは60年としよう。
個人差はあるだろうが、20年は子供、学生の時期として、現役年数は40年となる。
そして、
これまた長短あるだろうが、一生を通して概ね8時間睡眠としよう。
つまり1日の三分の一である。
つまり40年のうち約13年は寝ていることになる。
起きて活動しているのは残り27年。
さらに、生きていく為の衣食住を確保する労働を同じく8時間として13年。
残りは14年。
これから食事、トイレ等々、雑多な時間消費を2年とすると、残りは12年ということになる。
人生、70年とか80年とかいわれるが、人並みかそれ以上の生活を成そうとすると、このフルタイム12年を如何に過ごすかにかかってくる。
12年が長いか短いかの判断は個人差があろう。
ただ、非常に貴重な時間であることに異論はないだろう。
その貴重な時間をどう消費するか。
その使い方如何んで、快適な老後を過ごせるかどうかが決まる訳である。
無論、衣食住の糧を得る為の労働にどう向き合い、どう考え、どう行動するかも大きく人生に影響を及ぼすであろうことは言うまでもない。
財をなすことのみが人生ではない・・・
これは勿論のことであるが、経済状況が幸福に及ぼす影響は小さくない。
老後破産
孤独死
あまり明るくないニュースがマスコミで報じられる。
現役期のフルタイム12年、
今が楽しければそれでいい・・・
本当にそうだろうか・・・
「漢書」に前車覆轍という言葉がある。
前車の覆るは後車の戒め・・・
大谷翔平選手とその通訳であった水原氏のことは、
他人事ではない。
現役期のフルタイム12年・・・
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