奥有田
この#竜門磁石場の事は現在さっぱり解っておらず何の文献も証拠も発見されていない事から専門家の方も陶石としての利用というより#砥石として利用していたのではないかとの見解を示している。有田町の史跡に指定されてはいるものの、誰も何も答えは出せていない。
私の中に幾つかの仮定があり、そのひとつに日本磁器始まりの地とされている有田町泉山で産出される#泉山陶石発見前夜、有田焼創業とされる1616年から1630年代の泉山発見までの約20年間に渡る空白期間をここの#竜門陶石を原料に#初源伊万里 #初期伊万里よりさらに古の焼物※#奥有田が作られていたのではないだろうか。
竜門磁石場発見により有田焼創業史以前の史実に載っていない#奥有田焼#奥有田が操業していたのではないかとの想いと
古唐津の先人陶工たちによる白磁を作る苦悩や探究心を知るために
先ずはこの石でモノづくりをしてみたいとの欲求が原動力となり2021年末に現地の山へ赴き、白磁鉱らしいとても良い面構えをした石を見た時の確信に近い衝撃と、この石でとにかく器を作ってみたいという衝動により、そのまま採掘し独学ではあるが今まで頭の片隅で温めていた生成方法を使い一気に粘土へと生成させた。
私はこの粘土を#EDITION05と名付け、泉山陶石での器作りの前に一旦立ち戻り日本磁器創生期の職人たちと同じ困難に真正面からぶつかってみようと思う。
※奥有田 私が勝手に命名
初期有田
いにしえの有田焼
奥白瓷・奥肥前・奥伊万里
奥=往古(おうこ)=いにしえ
いにしえの肥前白瓷