人生百年、健康長寿、タイ国における私の長寿食
豚骨、野菜スープのすすめ
見出しの写真は私が住んでいる村の朝市の豚肉売り場です。この売り場が日本と違っている点は、叩き割った骨が重要な商品として売られていることです。 骨といってもかなり肉がついています。値段も1キログラム80バーツ(約270円)で豚肉の値段とあまり変わらないのです。
この骨と水を鍋に入れ1時間ほど煮込んで火を止める直前に野菜を入れた骨、野菜スープを毎日、飲んでいます。
プロが専用の包丁と厚いまな板を使用して、このように見事に叩き割ることができるのです。
長寿スープのもとである豚の骨を犬の餌にするのはもったいない。我が家ではスープを作った後の骨を愛犬ビンゴに与えています。
日本の総菜売り場でも、このような骨スープを長寿スープと名付けて売れば、ヒットするのではと思います。
このスープを毎日おかげもあると思うのですが、78歳の現在も健康長寿を維持できています。年齢よりも若く見えると知人から言われることもあります。
免疫学者の藤田紘一郎先生も健康長寿を保ちたいなら骨スープがお薦めと言っておられます。81歳の先生自身も毎日、飲んでおられるとのことです。
もう一つの私の好物の料理は地鶏スープです。朝市には地鶏が1羽500バーツ(約1700円)で売られています。羽をむしられた地鶏を1羽買うと、売り主のおばさんが目の前で細かく解体してくれます。骨付き肉のままにです。これを鍋で煮込んだ料理は最高においしいのです。鶏の頭も、足も、首の部分も煮込みます。
特に黒い色の脂ののった地鶏(烏骨鶏)は最高です。
私の妻が16年前に妊娠した時、つわりの頃、妻の母(義母)が毎日、毎日、黒の地鶏スープを食べさせていました。栄養満点で妊婦食としてもすぐれたものです。