IT業界未経験者のACE取得体験記!
分析屋のIです。
はじめての記事投稿でテーマ選びに悩みましたが、今年6月に受験したGoole Cloudの認定資格、Associate Cloud Engineerの取得体験記を書いてみようと思います!
●自己紹介
〇プロフィール
前職は大型モビリティメーカー企業のシステム改革部でRPA推進業務を担当。
分析屋には2023年9月に業界未経験で中途入社。
現在の案件では、メディア業界の企業が保有する個人情報のデータ加工業務を担当。
〇受験動機
現場チームがGCP構築・運用業務を担当しているためGoogle Cloudを触る機会(BQ上のインフラデータの抽出やLoggingクエリ作成など)が多くあり、自身の勉強目的と現場からの要望で受験することになりました。
●Associate Cloud Engineer(ACE)認定資格について
〇試験概要
ざっくり言うと、GCPプロダクトを使用する上で必要な広く浅い知識が試験範囲となっています。おおよそ実務経験6カ月レベルの知識が問われます。
試験時間 2時間
問題数 50~60問の選択問題
受験料 $125(税別)
言語 日本語対応
試験方法 遠隔監視オンライン試験またはテストセンター試験(CBT方式)
試験結果 試験終了ボタンをクリックするとその場で暫定的な合否が表示され、後日正式な合格証がメールで届きます。採点結果(点数)の公表はなし。
●受験前のレベル
インフラに関する経験や事前知識は全くなく、テストに役立ちそうな事前知識はほぼありませんでした。GCP実務経験3~4カ月程度。
●勉強方法
〇教材
最初はどこから手をつけたらいいか分からないレベルだったので色々試しましたが、最終的にしっくりきたのは参考書+模擬試験でした。
・Google cloud skills boost(Qwiklabs)
Google公式が公開している学習動画です。初級~上級までかなりの数の動画が整備されており、GoogleCloud認定資格の全試験を網羅するくらいコンテンツが充実している点はおすすめです。ハンズオンのラボ(有料)では、実際にコンソールを触りながら学ぶことができます。
英語動画に日本語の自動字幕がついているのですが、全く頭に入って来ず、私には向いてませんでした…(˘ω˘)zzz
・参考書「徹底攻略 Google Cloud認定資格」
試験範囲を網羅する参考書として重宝しました。
GCPはプロダクトが統合/改称したりアップデートが頻繁にあり、本の記載内容が古いバージョンの話であることが多かったので、適宜Google公式ドキュメントを確認する等の注意が必要だなと思いました。ただ、ACEの参考書はこれしかないと言われるほど書籍数が少ないです!
・Udemy模擬問題集
模擬試験を繰り返し解きました!参考書と比べて最新情報が反映されている(問題概要に明記されている)ので、解説内容が古いということも少なく使いやすかったです。
・実務
苦手だったGKE, Compute Engine, ネットワーク分野は、現場環境のコンソールを触りながら学んだところもありました。
〇時間
参考書+模擬試験の勉強方法で本腰入れて勉強したのは最後1カ月程度。(週末2~3h)
●試験当日!
〇オンラインで受験するつもりだったけど…
業後の時間に受験したかったのでオンラインで受験する気満々でしたが、遠隔監視オンライン試験(Kryterion)は想像以上にトラブル続きで、最終的にテストセンターで受験しました。文末に、余談程度にオンライン監視試験の失敗談を記します(笑)
〇現地受験
テストセンターでcbt方式で受験しました。オンラインで手間取ったのが嘘だったかのように、とてもスムーズに受験できました。
無事合格!
●感想
〇試験当日まで
問題内容として多かったのは、GCPユーザーのとある企業が事例として出され、「この場合にはどのプロダクトを使うべきか?/どのように対処するべきか?」というような実践的な判断を問われるようなものがメインでした。機能説明だけでなくGoogleのポリシー的なものが分かってくると、さくさく解けたりします。数問だけCLIで操作する場合のコマンドに関する問題もあったので、基本的なコマンド(bqコマンド, gsutilコマンド等)は押さえておくといいかもしれません。
個人的には、GCPプロダクト数が多すぎて涙目でした。それぞれ何が違うのか、例題の企業ケースに合ったプロダクトはどれなのか、そこを整理するのに苦労しました…。
あとは仮想マシンとネットワーク分野の基礎知識がなさすぎて勉強が大変でした。
〇資格取得後
現在のお客様先でGCP運用会議にも参加させていただいているのですが、その会議の内容に以前よりもついていけるようになりました。
また自分の業務に関しても、これまではBQ内で完結するような知識しかなかったのですが、他のプロダクトと組み合わせた使い方などを知れたため、かなり業務上の視野が広がったなと思います。
●オンライン監視試験の失敗談
どれも私の準備不足ではあるのですが、今後Kryterion Webassessorを利用される方のご参考までに。
PC環境に遠隔監視ソフトをインストールする。
→正常にインストールできたものの試験開始後フリーズして試験進まず。試験時間になると、身分証や試験環境の写真を撮り、許可が下りると試験開始。
→身分証がうまく英語認識されなくて試験開始できず。PCトラブル原因であっても、システム上不合格扱いになると14日間(2回目は60日)再受験できない。
→フリーズ時に不合格扱いになることを恐れ、リスケ料を払ってしまう。ネットワークトラブルなどのやむを得ない事情の場合、英語オペレーターと英語のチャットで状況を説明し認めてもらえれば無料でリスケしてもらえるが、難関。
→オペレーターとのチャットに時間制限があり、焦る。
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