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【Google Cloud 認定資格】Associate Cloud Engineerとは?~合格までの道のり~

分析屋の姫野です。

8月に受験して合格したGoogle Cloudの認定試験であるAssociate Cloud Engineerの振り返りを記事にしてみました。Google Cloudの認定資格はどういった試験なのか?どういった試験内容なのか?勉強方法は?など。。。勉強を始めた時に困ったことをまとめていこうと思います。

Associate Cloud Engineer(通称:ACE)の資格取得を検討している方、興味のある方のお役に少しでもなればと思っています! 

私が以前、資格試験にチャレンジした記事はこちら↓※簡単な自己紹介もあります。


試験に臨んだ経緯

Google Cloud Platform(GCP)プロダクトの一つであるBigQueryを業務上で使用しているのですが、GCPを使っているのにその概要はまったくわかっていなかったので、勉強をしたいと思ったのが始まりです。

今のご時世ですとクラウドサービスに関する知識はこの先も活きると考えていますし、せっかく業務で触れているのであれば、ざっくりとしたGCPの知識を取得しておきたい!という思いもありました。

勉強するなら資格取得という”ニンジン”が必要な私は、まずはアソシエイトレベルの試験である”Associate Cloud Engineer”の資格取得を目指しました。

Google Cloudの認定試験について

2024年12月現在Google Cloudの認定試験は基礎、アソシエイト向けの試験がそれぞれ1つ、プロフェッショナル向けの試験が9つ、合計11がつ設定されています。

プロフェッショナル向けの試験は、専門性を問う試験となっており、基礎、アソシエイト向けの試験は、GCP全体の概念やプロダクトについて問う試験となっています。今回は、受験を検討した基礎、アソシエイト向けの試験概要を下記に記載いたします。

Cloud Digital Leader(CDL)は クラウドサービス全般に関する基礎的な理解が中心で実務経験のない初心者向けの試験です。Associate Cloud Engineer(ACE)は、GCPを実際のプロジェクトで利用する実務経験がある技術者向けの試験になります。

少しでもGCP製品を触ったことのある方、他のクラウドサービスを使ったことがある方は、ACEからの受験でいいかなと思います。

Associate Cloud Engineer試験概要

今回は、Google CloudのAssosietレベルの試験であるAssociate Cloud Engineerを選択しました。
公式の試験概要を一部引用すると、下記となります。

<試験概要>
時間: 2 時間
登録料: $125(税別)
言語: 英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語
試験の形式: 50 ~ 60 問の多肢選択(複数選択)式
試験の実施方法:
    a. 遠隔監視オンライン試験を受験する
    b. テストセンターでオンサイト監視試験を受験する
必須条件: なし
推奨される経験: 6 か月以上の Google Cloud の実務経験

問題は、すべて選択問題なので実際にGCPを操作して何かをする問題はなく、GCP製品に関する問い、権限の範囲など知識を問う問題しか出題されません。

一部、正しいコマンドがどれかを問う問題もありますが、こちらもルールを覚える問題なので、実際にコマンドが使える必要もありません。

そして受験料が125$と高額なので、為替を見てもいいかもと思いました。。。笑
私が受験した時は、日本円にして2万円くらいの金額がかかりました。。。

詳しい試験内容や、受験方法、申し込み方法は、公式HPをご確認ください。
https://cloud.google.com/learn/certification/cloud-engineer?hl=ja
↑公式の模擬テストもあるので出題傾向を確かめたい方は、こちらもチェックして見てください。

勉強方法について

基本的な勉強方法は、参考書、過去問題の2つを中心に勉強を進め、わからない部分はその都度ChatGPT⇒深堀する時は、他のページを確認する流れで行って行きました。

Tableauの認定試験の際は、あまりChatGPTを使っていなかったのですが、もっと早く使えばよかったと後悔しています。笑
↑スゴイ丁寧な先生なので、わからないことをガンガン聞けるのでおすすめです。

<参考書>
(模擬問題付き)徹底攻略 Google Cloud認定資格 Associate Cloud Engineer教科書

└ おそらく、参考書の第一候補になる書籍。ただ、これだけをやっていれば合格できるかといわれると少し微妙な気もするので、基本となる参考書として使用するのがおすすめです。

<過去問題>
これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)

└ 参考書の対策問題では数が不安であったので、こちらも購入して2周づつ実施しました。試験日によってばらつきがあるようですが、似た問題も多いのでおすすめです。

大分類でいうとデータセンター、GCPの権限回り、ネットワーク、アプリ開発、データベース、セキュリティ関係の問題が出題されます。各プロダクト(GCPのサービス)についての知識が出題されるのですが、「このプロダクトは、こんな機能があるか否か。」のような出題ではなく、「このユースケースの場合、どのプロダクトが望ましいのか」といった類似比較する出題が多い印象です。

各ユースケースにおいて、それぞれのプロダクトの得意領域、苦手な領域、コストなどを比較できるように整理しておくことが大切です。 

↑こんな感じでどのケースならどのプロダクトがいいなどまとめておくことがおすすめです。※字が汚すぎて見せられたものではないですが…w

私が個人的に苦戦したポイントは、アプリケーションの開発回りの知識でした。。。
BigQueryしか触っていないので、コンテナ?デプロイ?仮想マシン (VM) ?という状態だったので、理解するのに時間がかかりました。似たような用語にあふれているので、ひとつひとつ正確に意味と、関係性をChatGPTに解説してもらい続けていました。笑

GDPも基本はサンドボックス環境であれば、無料で使えるので、アプリケーションを組んだり、データベースを作ったりしなくても、実際に触って見ることが大切だと思います。とてつもないプロダクト数がありますが、参考書に記載のあるプロダクトを中心に触るだけでも十分勉強になります!

試験結果と感想

今回も無事に一発で合格しました!合格か不合格かしか出ないので、どのくらいの点数だったかはわからないのですが、体感は8割くらいだったと思います。

↑合格すると、デジタルバッチももらえます!

今までBigQueryしか使用していなかったので、データ基盤回りの知識に乏しかったのですが、データを格納する流れや、プロダクトのそれぞれの役割をざっと理解できたことは大きかったです。今までデータ基盤側のエンジニアさんと話す際に、理解できないことが多かったですが、理解できることが増えたのは収穫でした。

また、今取り組んでいるGASの設定をするのにも、セキュリティや権限回りの知識を生かすことができているので、頑張って取り組んでよかったと感じています。

GCPを使っている方は、全体感の把握のためにも資格取得(を通した学習)をおすすめしたいです。

おわりに

資格試験の取得は、賛否両論ではありますが、自己学習の成果を可視化できるので、個人的にはおすすめです!

特にIT経験が浅い方は、業務で使用しているプロダクトのみしかわからない場合も多く、実際に現場で他のエンジニアの方を話をする際に、わかないことが多く、うまく会話ができない(認識合わせができない)ことにもつながりかねないからです。

自己学習は、気軽に質問できる環境にないので挫折しやすいですが、今は生成AIが先生になってくれるので、以前よりはハードルが下がっているように感じています。

最後になりますが、ここまでお読みいただきありがとうございました。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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