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【RPA・AI-OCR活用術】#1 コロナワクチン接種対応業務
(🔄2021.04.23.更新)
分析屋の高橋です。
「RPA・AI-OCR活用術」というテーマでの連載を新たにスタートさせたいと思います。
<①健康管理システムデータ入力>
▼As Is(現状)
1.医療機関または接種会場から予診票(紙)を受領
2.予診票を見ながら、健康管理システムに手入力
3.登録を行い、予診票と目視チェック(入力ミスの確認)
▼懸念事項
住民×2回接種を想定すると首都圏では1自治体あたり数万件の入力件数となる。日々の業務の中に加え、このような大量件数入力という単調作業は精神的な疲労にも繋がる。その結果、大量件数入力による入力ミスの発生も予想される。
▼To Be(理想) RPAとAI-OCR活用事例
2.Excelでのデータ登録内容チェック
①管理システムより登録データをCSV出力
②AI-OCR読取CSVデータと管理システム登録CSVデータを登録
③チェック用Excelファイルに両CSVデータを貼付け
予め、以下のようにフォーマット化しておくと便利
シート1:AI-OCR読取CSVデータの貼付け用シート
シート2:管理システム登録CSVデータの貼付け用シート
シート3:登録内容チェック用シート
④Excel関数を用いて、シート1・2からシート3に同じ項目を持ってくる。
⑤シート3に判定結果(〇や×など)欄を設けておき、条件判断の関数を
用いること事で自動判定できる仕様となる。
⇒①~④の工程もRPAによる自動実行の対象とする事ができる。
<②医療機関請求データ作成>
▼As Is(現状)
1.健康管理システムよりデータ出力
2.医療機関ごとに請求書データ作成
3.財務会計システムにデータ入力
▼懸念事項
・本業務も提携先医療機関が多ければ多いほど、繰り返し作業が発生する。
▼To Be(理想) RPA活用事例
<さいごに>
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のコロナワクチン接種対応業務は、既存自治体様よりご相談があった内容を元に業務フローの作成をいたしました。現段階で想定される業務内容をヒアリングし、自動化・効率化できそうな範囲をまとめたものとなります。本事例に関しましては、今後のご状況により活用範囲が変更となる可能性がありますので、あくまで活用術としてご参考にいただければ幸いです。
また、業務効率化に関するお悩みご相談ください!
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