ひょんなことからオンラインサロンに入っている。「銭湯再興プロジェクト」というもので、オンラインサロンというよりは部活に近いと言ったほうがよいかもしれない。 概要はキャンプファイアーのサイトに譲るとして、趣旨としては「銭湯を新たな文化にするために、各メンバーができること、実現したいことをする」もの。 主催は杉並区高円寺にある銭湯、小杉湯。ミルク風呂と交互浴が有名で、「推し銭湯」にあげる人も多い銭湯だ。 そんなプロジェクトの仲間で小杉湯に勤める番頭兼イラストレーターの塩谷歩
先日、担当した本の見本が届いた。 1400p超えという分量のものだったので、外出から戻った私の机の上に置かれた見本の山は相当なもので、机がほぼ埋まってしまった。 周囲の人間は、「大変な本をつくっているって聞いたけど、どれどれすごいものができたものだ」 という反応をしているんだけれど、私個人としてはあまり感慨深くはない。 むしろ、何か失敗しているんじゃないか、どこかでミスがあるんじゃないかという不安の方が大きい。 「本をつくるときで一番達成感があるのはいつですか?」昔、
惜しい方を失った。 翻訳家の天野健太郎さんのことだ。 昨年の11月、翻訳家の天野健太郎さんが亡くなった。 昨日台湾文化センターで偲ぶ会があり、一ファンとして行ってきたので、今回は天野さんのことについて書くことにしたい。 気がついたら天野さんの本が並んでいた私と天野さんの交流はあまりない。もしかしたら天野さん本人は私のことなどほとんど認識していなかったかもしれない。 単に台湾が好きで、何度か天野さんのイベントに足を運び、一度だけ仕事のお願いをしたことがある程度の関係だ。
去年、絵本を出した。 とはいっても、私は絵本作家でも分筆家でもないので、あくまで「編集を担当した」に過ぎないのだが。 2回目のnoteの記事に何を書こうかと思い、ふと、昨年自分はどんな仕事をしたのだろうと、振り返ってみたのだが、そのなかで、たまたま担当した翻訳の絵本を出発点に、絵本について考えてみることにしたい。 『いっしょにのぼろう』話を冒頭の絵本に戻す。 昨年の秋に↓のような翻訳の絵本の刊行した。 https://www.amazon.co.jp/dp/48132
2019年に入って何か新しいことをしようということで、これまでアカウントは持ちつつも特に何も書いてこなかったnoteに何かしら書き溜めることにしようと思う。 ということで、初回はアカウントにもある「文青堂」について。 文青堂とは? 「文青堂」は元々、私が友人と“なんちゃって本屋”をやっていたときの屋号だ。 一応、フェイスブックページもあったりする。 数年前に台湾の書店めぐりをして、そこで出会った田園城市という出版社兼書店にえらく感動した自分は、いつかはこういう自分でつ