12年目の新学期に思うこと
この時期はどうしても3.11の頃の思い出が蘇ります。
もう、12年が経ってしまいました。
2011年の新学期に
それまで避難していたのに
学校が始まるというので
避難先から多くの親子が福島に戻り
入学式に参加し
学校に通い始めました。
(あたかも何もなかったかのように)
でも、あの頃、校庭はひどく汚染されていました。
汚染が3.8マイクロシーベルト/時以下であれば
子供たちが学校の校庭で活動できる、と
文科省が決めたからです。
3.8マイクロシーベルト/時は
とてつもなく高い数値です。
文科省は子供のことをどう考えていたのでしょう。
怒ったお母さんたちが文科省に詰めかけ、撤回を迫りました。
その闘いも簡単なものではありませんでした。
のちに私は福島県内の教師から、
あの当時、そんな線量の高い校庭で子供達に
草むしりをさせた、と聞きました。
子供たちは守られなかった、、、
そして、
「福島は安全である」という
強力なプロパガンダは
事故直後から始まっていました。
安全を巡って普通の人たちが分断されていきました。
それは今回のコロナによるワクチン接種についても
金太郎飴のように同じです。
子供たちを被ばくから守るのは大人の責任なのに
事故当時から12年後の今まで、果たしてその責任は果たされて来たのか。
忸怩たる思いがあります。
また、新学期が巡って来ました。
あの当時、国(文科省)のいうことを信じ
従ってしまった人たちが多かったけれど、どうか
それを教訓にし、学びにできる私たちであるように願っています。
あの体験を無駄にしないためにも。
鎌仲
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