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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.9/04-7

2024.09.04

「寒っ!」と思った朝。

母が使っていたシャワーキャリーの処分を考える。BMKが事業所運営時の備品。自宅で使うようなものではないが、ニーズがあれば使ってもらいたい。
 そのうち父が使うかもしれないが、そのときはそのとき。
 新ケアマネは無理そうだから、旧ケアマネに聞いてみる。そのほかこういう時にしか連絡しない議員さんとか、障害系の支援員さんにも。

母の選んだ樹木葬地は「ほぼ山林」といった場所のようで、車いすでのアクセスは可能かと聞いたら「通路にウッドチップが敷いてあり、無理。できるだけ近くまで寺の車で行っていただくしか」とのこと。
 母も選んだときは自分で歩いていたし、アクセスについては深く考えなかったのだろう。ま、最近、街中で見る樹木葬「風」よりは趣はありそうだが(苦笑)。霜がおりる前に行かないと。

夕方近く、福祉用具さんが杖と車いす搬入。杖は様子見でひと月ふた月はレンタルで、使い心地良ければ購入。車いすはレンタル。

「ケアマネから」、訪問リハの説明・契約日時の調整メール。訪問リハの事業所ではなく、「ケアマネから」。モヤる。

[BMKぶんろく 9/4]

2024.09.05

終日、眠気強い。
 納骨の“旅”の日程調整始める。
 定時勤務の方が多いので、「10月の3連休はどや?」と。
 いきなりそう来ましたか。
 宿や交通機関の手配が……。まして、ペット宿泊可なんて探すの大変だし。
 でも、とりあえず前向きに考えてみましょう。

いかんいかん。
父が訪問リハに乗り気でないことを言いだしたので、「嫌ならやめればいいさ」と、ちょいと切れ気味な口調で返してしまった。
「あなたのため」
これは口にするのはもちろん、思考の基準にしてはいけない筆頭。

[BMKぶんろく 9/5]

2024.09.06

シャワーキャリーの第三の人生の場が決まる。近隣の小規模多機能。
でかした! 旧ケアマネ!

母の口座凍結閉鎖手続きの書類をもらいに銀行へ。銀行の方で相続人を確定する必要があるので、戸籍の全履歴提出をと言われた。
 母や子の履歴だけならいざ知らず、(結果的に)関係親族の個人情報までさらすことには抵抗があるので、手間がかかるが、法務局で法定相続情報証明を作ってもらおうと思う。こちらも、全履歴を提出するには変わりないが、「お上」に信を置く。

手元供養の壺にお骨を少々いただく。

友人から供物の梨が届く。でかい!

[BMKぶんろく 9/6]

2024.09.07

昨日の銀行の件で思い出したことがある。
 提出書類ではなく、相談時の面談記録的なもの(つまりユーザー側に控えは残らない)に、相続人に“ハンシャ”はもちろん、外国籍の人間はいるか? さらには日本と国交がなく経済制裁を科しているような国の人間はいるか(実際はもっと直接的表現だが)? という項目があった。
 もし該当者がいると、口座残高にもよるが、問題となるようだ。銀行側の自己防衛的書類なのだろうが、けっして気持ちの良いものではない。人権的に問題があるようにも感じる。
 さらに印鑑証明。これも、さも当たり前のように扱っているけれど、マイナカードもある時代に、わざわざ実印を作る必要あるのか? いまの若い人はどれくらい作っているんだろうか? 今回銀行に提出する書類でもほかに戸籍謄本だってだすんだぜ。「共同相続します。残金移動後手前どもで責任をもって分割します。また、以後一切銀行には迷惑をかけません」というものなんだが、なぜ、実印&印鑑証明? 全く意味不明。法的根拠のない慣例だろうな。
 ア●◎ルとかで翌日配送実印を作らせて経費精算すればよいだけだが、いちおう週明けに代替法はないのか確認する。銀行の言い分が楽しみだ。
 昭和の私だってこれまで印鑑証明付きで実印を使ったことなど数えるほどだ。
 マイナカードを作ってもこの始末。
 もやもやするぜ。
 どうなんだ? 法務省。“国営”印鑑ビジネスなんじゃね? 

納骨の際のホテルをとりあえず押える。最寄りの町にはペット可がないので、現地の少し手前(高速で1時間半)。地方とはいえ大都市だから、平日と土日の価格差がでかい。家族全員の移動宿泊代をちまちま足していくと葬儀費用と同じくらいになる?
 母はBMKに「どうせおまえは墓参りなど来ないだろう」と言ったが、アクセス悪けりゃ、心持に関係なくそうなりますぜ、母さま。

寺に希望日時の都合を問合せる。「埋葬場所での読経を希望します」と書いたら、本堂での読経は不要か? と返事が来た。母の遺品にあった寺の案内には「本堂と墓地での法要」「墓地のみでの法要」とあって、それぞれ費用が書いてある。最初の問い合わせ時に「埋葬時の読経」の対応と費用を聞いて返事が来ていた。埋葬時=墓地での読経のことだと理解していたのだが、違うのか? 再度確認しないと。めんどくせぇんですけど、母さま。

友人に梨の礼。「新甘泉」という品種とのこと。大きくて、みずみずしくて、甘い梨。めっちゃおいしかった。奇しくも母がこの世で最後に口にしたのが、父がおやつにすりおろした梨であった。

夜買い物に行ったスーパーで、初めて母の死をリアルで伝えた友人に出会う。老母と買い物中であった。老母が「おかあさんが亡くなられたそうで」と。失語症の友人が必死に伝えてくれる姿が目に浮かんだ。そのときは無理かもしれないなんて思ってゴメン。伝えてくれてありがとう。

[BMKぶんろく 9/7]

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