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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.9/25-30

2024.09.25

明け方寒くて目が覚める。
陽ざしがなく、北寄りの風が吹くだけでこのありさま。
日中から夜にかけて出かけるので、東京と長野、両方の天気を睨む。

東京駅でカードタッチが無効となっていてうろたえる。係員のいるゲートで処理してもらう。
 
不案内の土地だったので駅から葬祭場までタクシー。地元の人間なら自家用車利用可、歩く距離なのだろう。運転手、いきなりスマホで場所を確認しだす。ワンメーター。帰り、迎車を頼んだら軒並み断られる。近いし、時間指定したからだろう。それに運転手不足もあるのかも。

誕生が“とつきとおか”であるように、死もまた月日をようするものだろう。合掌

[BMKぶんろく 9/25]

2024.09.26

本日も長野通勤。30分早起き。いつもは茶をすすりながら体が起きるのを待つが、今日は即、犬の散歩。戻ってから身支度。
通夜式で納棺を家族が行う。
荼毘にふしてから葬儀を行う。
色々と違うものである。

今回の葬儀社さん、ちょっと軽め。スタッフがケツポケットにスマホ差し込んでいるし、夏だから? 上着なしはよいのだけれど、カフェ店員ぽい風体だし、しわくちゃだしと変なところばかり目がいってしまった。ごめんなさい。
人生之色々葬儀亦色々。

斎場のスタッフがめっちゃ丁寧で、ひとつひとつ施主に確認して進めていく。
まず、焼き台? から、頭、上半身、下半身にわけて骨を拾骨台に移動する。
それから、やれ骨折箇所の金属ギプスや入れ歯の部材はどうするか(骨壺に入れる/持ち帰る/斎場で供養)、骨の中に残る棺の釘などを磁石で除去してから、骨壺に。
母の時など、もっとあっさりしたものだった。
どっちが良い悪いではないが、私的には、事前に施主と決めておいてくれよ、と思った。
 それとも、骨上げに関するクレームが多い土地柄なのだろうか。

復路の新幹線、途中の有名観光地から乗り込んできたご婦人が「あのぉー、ここ私の席なんですけれど」とチケットを見せながら声をかけて来た。目の前に差し出されたチケットをチラ見して「あのぉー、列車違っているようですが」と返した。チケットには北陸新幹線ではなく途中で乗り換えるのであろう東北新幹線の「やまびこ」の名が。

今日は早めに帰宅したので、犬に夕方の散歩。

「二度あることは三度あるを作ってはいけない」ので、「車で来られているかたは、帰路くれぐれも注意されるように」「四十九日までは身を慎むように」と今日の坊様も言っていた。二度あった身としては三度目が自分の身に降りかかったり、自分げ原因でほかの方に……ということだけは避けないとね。

合掌

[BMKぶんろく 9/26]

2024.09.27

昨日、不調だった父の家のトイレが新しくなった。
 また、お薬カレンダーも順調だと主治医からの伝言が残っていた。
薬局に処方箋も父が自分で届けた。前回は薬袋に日付が入っていなかったが今回からはプリントされているという。BMKのひと手間が省ける。
 元の自立した暮らしを少しづつとりもどしてもらいたい。

月一のジ様訪問。父と同じ年だが、自分は80だと言い張る。今日は私が首から下げていた身分証をネタに30分話してくれた。 ところどころで口をはさみ、(縁の薄い)娘氏の名前と職歴の一端を聞き出すことに成功。
「娘氏の名前の字は?」という問いかけに、必死に思い出そうとする姿が切ない。

自民党新総裁に石破茂氏。

[BMKぶんろく 9/27]

2024.09.28

ツレアイ様、本日より出勤あそばす。
 父は、自治体や保険会社からでるお金の請求書類をせっせと作成している。
 母の友人知人の弔問者あり。おそらくこれが最後かな。

納骨日は晴れの多い時期を選んだが、2週間的予報では、雨まじり。しかも気温が20度そこそこ。なってこったい! なんとかしてください、母さま! あなたの納骨なんですから。

[BMKぶんろく 9/28]

2024.09.29

ニラの白い花が揺れている。
父、久しぶりの散髪。ほか特変なし。
おツレアイは死後事務のため実家へ。

[BMKぶんろく 9/29]

2024.09.30

あーめんどくさい!
と、いっても、昨晩、薬カレンダーに配薬作業を怠ったBMKの責任でもあるのだが。

今朝、あわてて行ったら、薬がきちんと入っていた。
 ところがである。30日の朝の分から薬袋に日付が印字されているではないか。たしか、前回の処方は10/2まであった。
薬を入れてある箱を確認する。
 9/30日の夕方の分がない。でも、カレンダーには入っている。カレンダー下のゴミ箱を漁る。
 封を切った30日の薬袋があった。

父に確認するも「今朝はまだ薬を飲んでいない」と。
 つまりは昨夕飲んだ? 体調に変化はないようだが……。
「今日の分をパスしたほうがいいかどうか医者に聞く」と言うと、「大丈夫だよこれまでも飲んでいるんだから」っていう父に、「それは毎日飲んでいるってことで、重ねて飲んでいると言うことじゃないだろうに!」と半ば喧嘩腰になって言い返す。それでもうじゃらか言うので、最後は「あぁわかった。好きにすればいい」とすれセリフで退室。

その足で、まずは薬局に行って、今回の処方を確認。
 欄外に医師のメモで「9/30-日付刻印」となっている。これが重複の原因。
 薬局も「前回のがあるはず……」と思って、処方を持って行った父に確かめたが、やりとりに齟齬があり医師指示通りの処方となったようだ。今回の処方が次回の受診時までカバーしていることを確認したうえで、重複分を今回処方分に組み入れる形で再度袋を入れなおしてもらうことで決着。

次にドクター側に電話して、電話に出た看護師にややこしいことを説明し、「一回分とはいえ、重複して服用大丈夫か? 問題があるなら、BMKの言うことは聞かないので、ドクターが直に電話してほしい」とお願いする。

今回のミスは──
・所用で処方箋を薬局に届ける介助ができなかったBMK
・カレンダーに配薬を怠ったBMK
・残薬を確認せずに指示を出した医師
・同じように確認を詰めなかった薬局
の要因が重なった。
 新しいシステムが安定するまでは、いろいろある。

だけど、他人に責任を押しつけたくなるBMKとしては、残薬管理ができていないから定期的の訪看導入検討をと言っていた医療サイドが残薬確認をしていないということでしょ! と思うのであった。

父宅のトイレ改修の際、リモコンボードが小さくなったので、破れた壁紙が露出していたため、リペアシートを買ってきて、ペッと貼って修繕。

おツレアイが帰宅して、死後事務で頭を掻きむしっている。

納骨の月が来る。台風18号の進路が気にかかる。
未届けもあとわずかか?

[BMKぶんろく 9/30]

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