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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.12/8-12

2024.12.8.

朝父宅へ行くと、すでに雨戸をあけて朝食の準備を始めていた。
「昨日の夜、おまえの妻さんと娘氏に世話をかけた」という。
は? 夢でも見ているのか?
「転んだらしくて、それに気づいた二人が助けに来てくれたんだ」

肘を擦りむいた程度ですんで幸い。でも、やはり、寝入りばなの逢魔が時は健在で、しつこい。

その後はよく眠れたようで、ポータも使わなかった(昭和生まれの表現としては「汚さなかった」)と。

で、
「なんで転んだの?」
「足の甲が痛くて痛くて歩いてた」
「は?」

たぶんだけど、一日中、車いすを足蹴り走法で操作していたからだろう。しかもソックスを履いた状態なので滑って難儀していたからね。
さっそく「滑り止め付きソックスもしくは室内スリッポン」を手配します!

BMKは最近、まったくといってよいほど調理をしなくなった。新しいメニュへの朝鮮など皆無。ゆえに、調味料の減りが悪い。賞味期限切れになる前に消費しないと……。

午後、転倒して口唇を切る。足がもつれた。転んじまったものしょうがない。「お気をつけて、お大事に」。

滑り止め付きソックス、車いす足蹴り走法(操法か?)にはよいようだ。「運転がうまくなった」と。

夜、薬カレンダー配薬。
「今日は昼寝したから眠れないかも」「寝ると起きるをはっきりさせたほうが良いと思うよ。眠れないなら無理に寝ようとせず、車いすに座っているとか、横になっているとかでよいのでは?」

着信記録があったかつての同僚に電話をかけ、入院していたこと、「妻が亡くなったからお迎えが来たんだと思ったんだけどね」などと話していた。

BMKは起きるかもしれないことには対処できないので、起きちゃったことにだけきちんと対処いたします。おやすみなさい。

[BMKぶんろく 12/8]

2024.12.9.

見守りノイローゼ、というものがあるかも。
 退院直後2日間の私がそうだった。
 昨夜はおツレアイがノイローゼ沼にはまったようで、父は明け方までリビングいたと報告が。「夜に見るのはやめなさい」と警告。

本日日中は業務のため不在がち。「わかった、用心して過ごします」と父。

夕刻、おかずのたしを二品、剥いた柿を持っていく。
「ところで昨夜は眠れたの?」
「あぁ、眠れた」
 本人がそういうのだから明けがたまでリビングのソファにいようが、よいのではないでしょうか。

明日はご飯を炊いて牛丼にするとか、めっちゃ近いながらも未来のことも口にするし、調理も始めた。車いすでの室内移動も慣れたようだし、個人事業主の仕事のほうの出納的なことも再開した。
 もちろん逢魔が時はあるのだろうが。それも父の人生の彩(闇色だがw)かと。

[BMKぶんろく 12/9]

2024.12.10.

今日はほぼ一日税金対応に追われた。疲れた。

初めて、赤十字献血センタから、献血願いの電話。半年ぐらい献血していないし、O型が不足しているのは知っていたが、風邪ひいたりなんやかやで機会を失っていた。「近々やりますので!」と返事。

父は両下肢のむくみが完全復活。なんだろうね。一晩で。
昨夜は眠れなかったと言っていたけれど、疲れかな。

今夜は眠れるといいけれど。

昨日あたりから、なんとなくなんとなくだけどぼぉーっとしてもよい? と思い始めたのだけど、やはり無理なんだなぁ。
残された時間をらくちんに過ごすことができるように見守る、求められれば手伝いをするのが今の自分の仕事。自分ファーストはそのあとなのだね。

[BMKぶんろく 12/10]

2024.12.11.

日付けが変わった0時過ぎ、さっそくの「おもとめ」が。
 状況的に「逢魔」状態。結局朝までお付き合い。
 2時過ぎにはベッドから落ちたので床にマットレスを伸べてそこに寝かせた。それでもマットレスから落ちたりなんだりかんだり。明け方にはまだ「逢魔」状態で、シーツを伸ばしたり毛布を畳んだりして「毎日こんな大変なことをするのか! なんでこんな集団生活しなければならないんだ!?」と。
 5時すぎに急に寝落ちしたので私は退室して自分のルーティンに。
 7時半過ぎに行くと起きていて車いすを懸命に操作している。
「どうした?」
「いや、そこのばあーさん載せてもいいんだろ?」
「は?」(そこにあったのは新聞回収袋)

徐々にクリアになって、自分で朝食の用意を始めたのでByeBye。

昼にPTと看護師が来るので、この1週間の様子のメモと、脊柱管狭窄の症状に悩まされていた義父が服用により改善したという薬がおツレアイよりまわってきたので、服用の可否を尋ねるメモ作成。それに今後、支援者が増えることは必須であるため連絡ノートを設置。家族がいつも同席できるとは限らない。

今夜、魔物は降臨するか? BMKは眠れるか? 
期待せず、早めに寝床に潜り込む。

[BMKぶんろく 12/11]

2024.12.12.

父に魔物は来たのかもしれないが、BMKにまでは触手を伸ばしてこなかった。ありがとう!
浮腫みはまだ絶賛継続中。受診はあすなのでそれまで待つと、本人。

午前中早い時間帯で、父の決裁事項等をまとめて処理。ついでに床の掃除機、モップがけ。

代理人として手続きに行った郵便局窓口で「(委任者の)マイナカード原本じゃないとダメなんですぅ」と。「税務署ではOKなのになぜ? 理由を教えて」といったら詰められたと思ったのか他の職員が助っ人的に割り込んできて「偽造が多くて」と言ってきた。「あ、そーなの。知らなかった報道もされてないよねー」と引き下がって出直すと「先程の件ですがこのように決まっておりまして」と“郵貯銀行からの重要なお知らせ”の取引時確認等に関するお願いの項目を示しながら説明しだした。「教えてくれてありがとう」と原本を出す。代理人の免許証をだして「マスクはずそうか」と嫌味を。両方ともとくに矯めつ眇めつすることもなくコピーを取る。鑑識眼半端なぇー(笑)。
 もっともらしいことあれこれ言うけど、ま、結局は、客を信じてねェということで、自分らの保身なんだよな。それはそれでいいけどさ。最初から法律で決まっていると言えばいいじゃない。

午後、委任状数通にサインしてもらう。
オンラインで税務署に申請書。
金融機関に面談予約2件。
友人に面会願い? 1件。

明日は父の定期受診日だがBMKは同席できそうもないので、連絡帳に記入。
服用中の薬で日中は眠気も多いのに、なぜ、夜間不眠が起こるのか? など記載。

[BMKぶんろく 12/12]


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