自己批判と供養を越えて『デッドプール&ウルヴァリン』【映画レビュー】
★★★☆☆
鑑賞日:8月7日
劇 場:109シネマズ名古屋(シアター7 IMAX)
監 督: ショーン・レヴィ
出 演: ライアン・レイノルズ
ヒュー・ジャックマン
『マーベルズ』を劇場スルーしてディズニー・プラスで済ませたため、久々に映画館で見るMCU作品である。
そう、私も多くの方と同様に、フェーズ4⇒フェーズ5とどんどん展開していくに連れて熱が徐々に冷めてしまっている。
『シークレット・インベージョン』、『ロキ』シーズン2、『エコー』・・・このあたりのドラマシリーズは全くの未見。いや、配信されていたのすら知らなかった。
ヤング・アヴェンジャーズ達はどうなったのか、征服者カーンとは何だったのか、マルチバースとはいったい。
そして、ここに最後の希望?デッドプールの新作である。
何となく、やってくれそうではある。
果たして、デッドプールはデッドプールらしくやってくれた!
第4の壁を越えてくるキャラとして、我々の鬱憤を代弁してくれた。
いくらなんでも、マルチバースは失敗だった。
ドラマシリーズの連発はディズニー・プラスの登録者数を増やすだけの施策でしかなかった。
この映画は、ディズニーに買収された20世紀フォックスへの弔いだ。
「Like a Prayer」は祈りの鎮魂歌だ。
でも、デッドプールらしくカラッといこう。
映画を見ている2時間は楽しく過ごそう。
流石にあのエンドロールにはグッときちゃうけど。
今後、MCUがどこに向かうのかさっぱり分からない。
新キャップの予告をやっていたが不安の方が大きい。
真面目に全作品を追うには少々疲れたが、たまにこんな快作を見られるなら、まだこれから先も付いて行きたいと思う。
そう言えば、ハリー・スタイルズとかシャーリーズ・セロンとかマハーシャラ・アリとか、まだキャスティングされているんでしょうか?
(text by President TRM)