AIDA|ブログでも使える消費者心理の法則
ユーザーが商品を知ってから、購入に至るまでの過程を示した「AIDA(アイーダ)の法則」
消費者の心理を段階別で把握し、効果的なアプローチをするための法則です。
ですが、ずっと不思議に思っていました。
AIDAの法則の通りに心理が働くとしても、そんなに都合よくアプローチできるのかと。
で、最近思ったんです
実はAIDAは、広告を作るための法則ではないかと!
ということで、AIDAの法則をブログで応用する方法を紹介します。
AIDAの法則
AIDAの法則は、アメリカのセント・エルモ・ルイスが提唱したもの。
広告を見てから商品・サービスを買うまでの、消費者の心の動きを説明するマーケティング理論です。
まず「A(Attention)」は認知・注意のこと。
この段階で初めて商品のことを知ります。
次の「I(Interest)」は興味関心。
「この商品いいな~」と関心を持ち始めた状態です。
そして「D(Desire)」は欲求。
「この商品が欲しいな、買おうかな」と思い始めます。
最後の「A(Action)」は行動
商品を購入する段階です。
つまり、「商品を知り」「興味を抱き」「欲しいなと思い」「購入する」という流れを示したのが、AIDAの法則です。
この流れを理解すれば、ブログでもAIDAの法則と同じ効果を出すことができます。
ブログでAIDAの法則を使う
AIDAの法則をブログに当てはめると……
A「注意」・・・タイトル・導入文
I「関心」・・・本文1
D「欲求」・・・本文2
A「行動」・・・本文3
……になります。
つまりタイトルや導入文でユーザーの注意を惹き、本文1で興味と感心を煽る
本文2で、「この商品いいかも」と思わせ、本文3で購入してもらいます。
では、実際の書き方を紹介しますね。
タイトルで注意を惹く
ブログの場合はまずタイトルをクリックして、記事を見てもらわないと話しになりません。
なのでタイトルには、「検索を意識したキーワード」と「ユーザーが興味を持つ言葉」に「数字」や「感嘆符」などをつけ、インパクトのある言葉を付けます。
例えばダイエットなら……
・うそ!?1日たった5分で10キロ減!「○○ダイエット」
・運動嫌いな私でも出来た!1週間で5キロやせた「○○ダイエット」
・○○ダイエットのウソ!3か月試した結果を公開!
……なんてどうでしょうか。
「痩せたい!」と思っている方なら、興味をそそられるタイトルですよね。
ポイントは、「ユーザーが興味を持ちそうな言葉」に「数字をつける」ことで具体性を出したこと。
そして感嘆符(!や?)で、インパクトを持たせていることです。
ちょっとしたテクニックですが、効果は抜群ですよ。
導入文でさらに注意を惹く
タイトルで記事へ導いたら、導入文でさらに注意を惹きます。
そのためには、ユーザーに悩みを認識してもらうのが一番!
よくあるのが、悩みを箇条書きで書く方法。
例えばダイエットなら……
・食べるだけで太ってしまう
・ダイエットを始めても続かない
・きれいになったって言われたい
……といった感じですね。
悩みを認識してもらったら、「私も同じだった」とか「同じように悩んでいる方は大勢います」といった具合に、ユーザーの悩みに共感を示します。
そしてさらに、「このまま放っておくと大変なことになるかもしれません」と、ことの重大さを認識させ、本文1へとつなげます。
本文1で関心を持ってもらう
本文1では、ことの重大さをさらに深堀します。
例えばダイエットの記事なら……
・リバウンドした人の話
・年齢を重ねると痩せにくくなる
……とかですね。
つまり、「そのまま放っておくと大変なことになりますよ」と、注意を促すわけです。
言い方を変えると、傷口に塩を塗り込むようなことを書くわけですね。
「塩を塗り込むなんてひどい!」
そう思うかもしれません。
ですが、問題を深く認識して解決するための行動を促すのは、決してひどいことではありません。
あなたは悩みの解決方法を知っているわけですから、行動するための後押しをするのはむしろユーザーのためになります。
といっても、勘違いしてほしくないのは、めったやたらに不安をあおってはいけない、ということ。
ありもしない話や、滅茶苦茶な症状を見せて不安をあおるやり方をしてはいけません。
あくまでも、ユーザーに問題をしっかりと認識してもらうい、解決したいと思ってもらうことが目的です。
本文2でほしいなと思わせる
本文2では、悩みの解決策を提示します。
ここでは「商品の機能の紹介」をしてください。
例えばダイエットなら……
・○○という成分が脂肪に働き、痩せやすい体になる
・トレーニングをすることで脂肪が燃えやすくなる
・専属トレーナーがつくことで、続けやすくなる
……とかです。
いきなり「悩みを解決するならこの商品!お値段○○円なりー!」と紹介しても売れません。
売れないどころか、「やっぱり売り込みか」と離脱されてしまいます。
「興味・関心」を「欲求」につなげるには、「なぜ、悩みを解決できるのか」「どうやって解決するのか」「何で解決するのか」の順番で伝えることが大切です。
本文3で購入を決意させる
本文2で「ほしいな」と思ってもらえたら、あとは背中を「ポンっ」とオスだけ。
そのために有効なのが、利用者の声です。
利用者の声はSNS上から見つけてください。
ある程度知名度のある商品なら、だれかしらが呟いています。
ポイントは、「良いこと」と「悪いこと」の両方を載せること。
そして意図的に、良いことの比率を多くすることです。
ちなみに嘘はいけません。
自分で口コミを作るのもダメです。
嘘やせこさはユーザーに見抜かれていると思ってください。
商品を売って感謝されるには、誠実であることが大切です。
まとめ
AIDAの法則の、ブログでの使い方を紹介しました。
AIDAの法則は、商品を購入するまでの心理プロセスです。
そのプロセスの通りに記事を作れば、購入に結び付けることができます。
そしてAIDAの法則を生かす最大のポイントは、ユーザーが興味を持ち続けるように記事を書くこと。
・どんなことで悩んでいるのか
・どんなことを知りたいのか
・解決したらどうなりたいのか
これらのポイントを押さえれば、よりユーザーの心に刺さる記事を書くことができます。
ぜひ、AIDAの法則を生かして、記事を書いてみてくださいね。
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