「COFFEE SHOP」のはなし。
一番好きな映画を選べと言われても、到底選べません。
でも、観るたびに、「映画っていいなぁ〜」ってしみじみと思う映画は、ヴィム・ベンダース監督の『パリ,テキサス』です。
小説には小説にしかできない表現があるように、映画には映画にしかできない表現があります。
それを特に実感できるのが物語の終盤の演出。
長回しの独白が続く、胸を打たれる名シーンであります。その舞台の部屋が「COFFEE SHOP」であることに、この間観た時に気がつきました。本物のCOFFEE SHOPではありません。
勝手に深読みすると、あの部屋が「HOTEL」でなかったところも妙なる演出だなぁって思うのですが、それは私だけの勝手な解釈かも知れません。
……って言われても、映画を観てないと何のことかわかんないですよね。
繰り返し観ている好きな映画の中で、さり気ない「COFFEE」の文字を見つけたので一人で嬉しくなっちゃったのです。
静かな映画です。
BGMは、ライ・クーダーのギターの音色が、泣いたり、微笑んだりするだけです。
主人公(ひげのおじさん)も最初の30分くらい、一言も発しませんし。
「COFFEE SHOP」のはなし、という導入をしながら、また全くコーヒーと関係のない駄文を垂れ流してしまいました。
……それはさておき、
はい、うちのパピさん、Instagramデビューですね。
パピさんが、物憂げな表情で振り向くたびに、この映画を思い出すのです。
パピ,テキサス
……かわい❤︎
#coffee
#珈琲
#paristexas
#wimwenders
#papillon
2022.12.4
【追記2024.1.22】
ヴィム・ヴェンダースの映画は、あまり多くを語らない。背景にあるストーリーを想像させる。哀愁が漂う。つまらない。好き。