堕落は悪くない
先日、カネコアヤノさんの『気分』という曲をYouTubeで聴いていて、
「堕落は悪くない こころを守るんだ」
という、素敵な歌詞を見つけて、そう!そう!と、嬉しくなった。
「堕落」は大好物だ。
(労働が苦手)
堕落といえば、ハンバートハンバートの『虎』という曲が好きで、よく聴いている。
「酒だ、酒だ、飲んでしまえ」
うだつの上がらぬ自分の虚無と焦燥を、優しく包み込んでくれる救いの曲だ。
力んで浮上するよりは、緩やかに落ちていくほうが、こころも穏やかに保てる気がする。
考えてみたら、そもそも、屋号のoitoma(「お暇」)は、「仕事から離れること、休むこと」っていう意味だから、思いっきり意訳をすれば「堕落」みたいなものだ。
堕落こそ、oitomaの追い求める姿なのかもしれない。
「堕落」という消極的生き様を、積極的に追い求めるって、自己矛盾も甚だしいけれど。
最近、コロンビアの生マメを変更したら、ほのかに甘い味わいに仕上がっている。悪くない。
ゆるやかな堕落的なひとときに、よかったら珈琲でも飲んでみてください。
堕落は悪くない。
(なんとなく「ですます」調をやめてみた。エッセイみたい。悪くないかも)
#coffee
#oitoma
#ずくなし
2023.2.23
【追記2024.1.22】
「堕落は悪くない」とは、便利な言葉を見つけたものだ。
でも、「こころを守るんだ」なんて、続けて言われたら、そりゃグッとくるでしょう。
私は本当に弱い人間なので、こころを守ってくれるような言葉収集をしてしまいます。