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読書記録 #10『ハッピーバースデー 命かがやく瞬間』

はじめに

号泣必須の作品でした😭 
ここまで人間関係について考えさせられた作品は初めてです。

本記事は自身の読書記録用に記述しています。
ネタバレ等もあるかもしれませんので、ご覧いただく際はご注意ください。

本書を選んだきっかけ

本書は小学生の頃に一度読みました。
小学生の頃に呼んだ本の中でも特に印象に残っている作品で、
年月が経ち、読書にハマった今この本をもう一度読みたいと思い本書を手にしました。

本書について

あらすじ

「生まなければよかった」
母親のひと言から声をなくした少女・あすか。優秀な兄・直人、娘を愛せない母・静代。
あすかによってそれぞれが変わっていく姿を描き、感動の嵐を呼んだベストセラーの文庫がよそおいあらたに登場!

書籍『ハッピーバースデー 命かがやく瞬間』の裏表紙より

読書期間

2024年2月27日(火) ~ 3月10日(日)

感想

この本は子どもの頃に読んでいましたが、大人になって読むと感じることが以前に比べあまりにも多すぎました。
この本が児童文学っていうのが難易度高くないでしょうか?(褒め言葉)
子どもにも読んでほしいですが、大人にこそ読んでほしい一冊です。

主人公のあすかが母親により日頃から精神的虐待を受けており、あらすじにもあるように「生まなければよかった」の一言により、自分の声を出すことが出来なくなります。
兄の直人も元はあすかを小馬鹿にした態度を取るのですが、あすかが発声できなくなった状況や、あすかの担任の言葉により兄としてできることはないかと、現在の学校を休学し祖父母にあすかを預け、心の回復を促したところから始まります。

あすかにとっては久しぶりにあすかを心から愛してくれる存在に触れ、段々と心を開いて行く中で母親との壁に臨む様や、復学後の学校での問題に立ち向かう様など、実際には経験してませんが、身近にあるであろう問題が物語の随所で出てきており、読んでいて人ごとには思えない、感情移入し号泣してしまった一冊です。

自分が相手から拒絶される気持ち。その気持ちを知ってしまったあとに当人がどうするかなどフィクションではありますが、非常に考えさせられました。

読み終えたあとには、心から「あすか、良かったね。」と思える作品でした。

最後に

本書はどうしても、もう一度読んでみたい作品で、題名も忘れていましたが子どもの頃の記憶をたよりに調べて見つけました。
また、本書が読書にハマって10冊目というのもなんとなくですが運命的な気がします。

個人的にはお兄ちゃんがあすかを大事に思っているのが垣間見れ大好きなキャラでした。


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