飛躍のシンボル
軽やかなポーズで、左手にあやめの花を持ち、広げたスカートの上につつじの花を載せた少女の像。
彼方を見つめる表情には、おだやかな中にも強い意志を感じます。
今作は、「長井市民文化会館」の完成を記念して正面のロータリーに設置されました。
戦後の高度経済成長期が一段落し、これからの山形県長井市はどうあればよいか?依頼を受けた長沼孝三先生は、文化都市としての成熟と新たな飛躍を願い制作されました。
街がよりよく発展していくためには、産業だけでなく、文化や芸術が、その根底にあるべきという長沼先生の思いが詰まっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?