【映画】「アトミック・ブロンド」感想・レビュー・解説

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内容に入ろうと思います。

舞台は1989年、東西冷戦の終結直前。イギリス秘密情報部MI6は、敵方から「最強の敵」と評されるほどの凄腕のエージェントであるローレン・ブロートを尋問している。彼女をベルリンに送り込んだ者たちが、ベルリンで何が起こったのかを彼女から聞き出そうとしているのだ。
10日前。ローレンは彼らからある司令を与えられた。ガスコインという諜報員が何者かに殺された。彼が腕時計に仕込んでいた“リスト”は、冷戦を40年は長期させるほどの弩級の情報であり、今活動しているスパイの名が書かれている。これが東側諸国の手に渡ったらまずい。恐らく今リストを持っているのはKGBの者だが、まだリストは表に出てきていない。恐らくそいつは、リストをどこかで売り捌くつもりだろう。現在ベルリンに潜入しているデイヴィッド・パーシヴァルと組んで、そのリストを是が非でも手に入れろ―。
さらに彼女には、もう一つ重要な司令が与えられた。MI6内には、“サッチェル”という名の二重スパイがいるという。そいつの正体を暴くこと―。この二つだ。
ベルリン入りしたローレンは早速パーシヴァルと接触するが、どうにも信頼できない男だ。彼女に司令を与えた者が「誰も信用するな」と言ったこともあり、彼女はパーシヴァルを当てにはせず、独自のやり方で“リスト”を探し出そうとする。しかしそもそも、ベルリン入りする前からローレンとパーシヴァルの情報はKGBに漏れていた。その後も、彼女の任務には様々なトラブルが立ちはだかり…。
というような話です。

なかなか面白い作品でした。ただ、展開についていくのが大変な映画でもありました。スピード感のあるテンポで物語が進んでいき、それ自体はハラハラさせてくれる感じで良かったのだけど、人間関係がなかなか複雑で、誰が誰の側で、どこがどう繋がっているのかを速やかに理解しないと話に置いて行かれてしまうところがなかなか難しかったです。まあ正直、ちゃんと理解できていたとは言えない感じだったなぁ。

とにかく、主人公のローレンがメッチャかっこいい映画でした。あんな白髪の女性は、スパイであろうがなかろうが超目立つと思うんだけど、それはいいんだろうか?ともかく、彼女は強い。こんなに強い人、ホントにいるの?ってぐらい強い。特に接近戦では最強だ。銃を持ってても、肉弾戦に持ち込む。普通相手も銃を持っているから、離れた距離で撃ち合うより、接近戦に持ち込んで銃で殴る方が勝算がある、という計算なんだろうけど、それにしても強すぎる。10対1ぐらいの状況もあるんだけど、なんとか切り抜けてしまう。強すぎるでしょ!

まあそれ以外に特に感想はないんだけど、もう少しストーリーをちゃんと追えたらもう少し面白かったかな、という感じがします。そこがちょっと残念でした。

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