『春色クレヨン』〜いつも一緒だったから気付かなかった、ちっちゃくて淡い恋のものがたり〜
「春く〜ん、春菜ちゃ〜ん、ママがお迎えに来たわよ〜。」
お絵描きしている二人を、のの先生が呼びに来ました。
「大変だ、もうお迎えの時間だったんだぁ!」
「急いでお片付けしなくっちゃ!」
帰り支度を整え、園の入り口で待ってるママたちの元へ走っていくと、「のの先生、またねぇ〜!」と大きな声でご挨拶をして、二人は手を繋いで帰って行きます。
門の所では健一くんが「春くん、明日はサッカーやろうね!」と声をかけてきました。
春くんは、健一くんに大きく手を振ると
「健一くん、なかなかサッカ