絵本を選ぶということ。
図書館へ定期的に絵本を、大量に借りに行きます。私自身がポップでライトな内容が大好きなので、これまでウンチとか、オバケとか、はげちゃぴんの絵本を娘たちに読ませてまいりました。が、だ。時は来た、それだけだ!橋本真也。いよいよ《本当の事》を絵本を通じて、伝えていこうと思うわけです。そこでは全てのものが醜く、汚いのです。娘たちには薬と毒をもってして、一つの世界が成立していると学んで欲しいのです。だもんで、今回から生死とか、紛争とか、性とか、日銀の為替介入とか、年齢と共に気になるシワやほうれい線とかを、少しずつ教えていく事にしました。今回、父が選んだ、娘が過酷な現実と向き合う為の一冊は、バベルの塔です。深く、そして絶望的な話。きっと、娘はいつの日かなぜ父はあの絵本を借りてきたのか、あれは何を暗示していたのか、気持ち悪くなるに違いありません。良い子育てが出来ている、確かな手応えがあります。