天ノ橋 弁天

私の所有するアサルトリリィ＝カスタムリリィの設定です。
アサルトリリィの公式世界設定を元に勝手な妄想を繰り広げた「二次創作」なのでその点をご了承ください。
バリバリにオリジナルなスキルもあります。
なんらか公式設定に反する部分は私に文責があり、判明次第なるべく修正などするつもりではありますがあくまで二次創作に過ぎない事を明記しておきます。

”サラスヴァティ”天ノ橋 弁天

天ノ橋 弁天（あまのはし べんてん）
年　齢：15歳（1年生）
誕生日： 月日（座）
血液型：AB型
所　属：（とある小規模ガーデン）→桐加賀隊（フリーランス）ポジション：TZ/BT
桐加賀隊での役割：桐加賀隊のアイドル（自称）

アイドルリリィを自称し実践する新人リリィ

本人曰く、
「それほど珍しいことではないです」
そう、弁天もまた、まだ幼いころ故郷をヒュージに奪われたひとりである。
脱出作戦の時。
恐怖のあまり、思わず泣きだしてしまった彼女に、優しく声をかけ、勇気づけてくれたひとりのリリィがいたのだという。

幼い弁天にもわかるぐらい、戦況は厳しく。
リリィたちの損耗も危険な状態。
にもかかわらずそのリリィは、笑顔を周囲に振りまき、奮い立たせ、時にはおどけたり時には歌ったりしながら、最後まで民間人の脱出を助けた。

弁天の心に、その姿は強烈に焼き付いた。

のちに風の噂で聞くに、そのリリィは、決して傑出した存在ではなく。
多くの戦果を挙げるようなスターではなかったという。
それでも、その時、弁天とその家族を守り、助け、最後まで導いたのは彼女だった。

彼女の可憐な姿が。
笑い、歌い、舞い、人々を勇気づけ、そして戦う。
その姿こそが、天ノ橋弁天にとっての「リリィ」だ。

その後。
なんとか小さなガーデンの中等部に入学できた弁天は、リリィとしての研鑽を積みながらも…　
同時に彼女はアイドルとしての修行も積み始めた。

何故なら、リリィは可愛いものであり可愛いは最強だからである！
（一応補足すると、人々を守って戦うリリィの姿は可憐であり、つまり可愛い。また可愛いリリィは人々から応援してもらいやすく、その声が背中を押し力づけ、マギの出力も上がり、つまり強くなる。強いリリィは人々から更に応援されるので～の繰り返し、というロジックらしい）

レアスキル：テスタメント

サブスキル：なし

弁天にとって幸運だったのは、高等部進学を機会にレアスキルに目覚めたこと。
不幸だったのは、そのスキルが「テスタメント」だったこと。

他のリリィのレアスキルの効果を拡張する、使い方次第で極めて広い応用を見せる重要スキルである一方、本人の防御結界は薄くなるという弱点を持つ。

彼女の通っていたガーデンではテスタメントの育成経験がなく、彼女の教育に戸惑う。まずは出撃を控えさせじっくり育てるべきでは？　いや、重々安全を高めたうえで実戦に出すべきでは？　教導官の定まらぬ態度が、彼女の周囲の生徒に良い影響を与えるはずもない。

いつしか弁天は、教導官からも生徒からも一歩引かれた存在となっていた。
それは決して悪意の結果ではなかったが、彼女にとっては同じことだったかもしれない。

とはいえ、その状態を誰もよしとはしていなかった。
より正しい教育方針を持つガーデンへの転入を勧めようとしたその日。
―既に弁天の姿は部屋になかった。

そう。弁天は、
ちょっと思い込みが激しく、
ちょっとそそっかしい、のである…

「歌えて踊れて弾けて可愛くてついでに戦える。つまり最強。でしょ？」

目立つことが好きで、派手好きで、作戦でもついつい先走った行動をとりがち。そんな彼女がもつレアスキルが、何の因果か「テスタメント」というわけで、桐加賀隊では日頃から「指示がない限りレアスキルを発動させないこと」と言い含められている。

桐加賀隊で一番よく使われるシーンとしては、隊を3つに分けた分隊での活動時。
芥緋水を分隊長にした第三分隊は浸透偵察・作戦工作・要人救出を担当する。
まず赤羽根ジュリエッタのレアスキル：ユーバーザインをテスタメントで分隊規模に拡張、隊員3名を隠蔽する。（ジュリエッタのユーバーザインはステルス効果・隠蔽、欺瞞、逃走に特化している）
また緋水の聖域転換を拡張することで、敵に発見された際の防御力を高めることにも効果がある。
同時に分隊活動時では、緋水が盾形のCHARM”穿山甲”を振るうことで、弁天を被弾からかばっている。

ーという感じで、そのレアスキルからして弁天の戦闘行動は必然的に他のメンバーとの協調が必要なのだが、何かと前へ出たがる彼女は勇み足が多く、そのたび緋水からきつく教育的指導を受けている。

…が、あまり行動に改善は見られていない…

ちなみに彼女は目立ちたいだけであって、戦闘狂ではない。
避難誘導、逃げ遅れた住民の捜索、護衛などの任務は率先してこなす。

それが彼女にとっての「リリィ」なのだろう。

趣味兼特技は、父親譲りの三味線弾き。
戦闘時にも着ている和装は、もちろん見た目通りの小袖ではなく、戦闘用のあれやこれやのギミックが仕込まれているのは言うまでもない。

交友関係

桐加賀琉子：
出奔したはいいけれど、行き場所もなく困っていたところを拾ってくれた恩人。

芥 緋水：
日頃、軍隊並みの超キツイ訓練を課してくる鬼教官。
そのうえ分隊長としていつも手綱を握ってくる煩いヤツ。
…しかし彼女のレアスキル発動時には盾役としてかばってくれるので、ますます頭が上がらない。ぐぬぬ。

佳那、らいね、カノン、ジュリエッタ：
おなじ桐加賀隊の1年であり、緋水の被害者の会メンバーとして気のおけぬ仲。
ひょっとすると、そういう仲間意識を育てるためにあえて鬼の訓練を…と思わないでもないが、いやいや錯覚だろう。あの鬼にそんな人のココロがあるとは思えない。

二川二水：
いつか、彼女の目に留まって週刊リリィ新聞の1面を飾るのが夢。そしていずれはワールドリリィグラフィックの表紙を飾るのだ！（それは一流ガーデンに移籍しトップレギオンに所属でもしないと無理だと思われる）

何故「テスタメント」というスキルが彼女に宿ったのか、その理由はよくわからない。
だが性格的に他人の目を必要とし、他人の力も評価も巻き込んで自分の力とする姿勢は、このスキルに合っているのかも…しれない。

くせの強いレアスキルをもつ桐加賀隊において、その効果を拡張できる彼女の存在が、隊に新たな可能性をもたらす。

果たして天ノ橋弁天は桐加賀隊をスターに押し上げるのだろうか？

「ーだから『弁天』じゃなくて『天天ちゃん』と呼んでください！！」

だそうだ。