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英語学習の教材シェアします!(10)〜前置詞と接続詞〜

なんとか続いているnoteの投稿・・・
今回紹介する接続詞と前置詞を終えると、あと3回分でとりあえず大まかな文法事項紹介が完了となります。

ちょっと余談ですが、ここまで紹介してきた文法事項を一挙に紹介した理由としては、この文法事項を抑えた上で、実際の英語を見ながらバンバン英語知識のばらまきができるからです。つまり、文法事項知ってるでしょ?前提で話が進められるので話が早いという事です
#横暴な先生か・・・

という事で、接続詞、前置詞見ていきましょう!

そもそも接続詞って何?

接続詞の話をする前に、とりあえずこれだけは覚えておいていただきたい!という英語のルールのお話を1つします。英語のルールとはいいましたが、実はこれは日本語でも同じことなのでそんなに難しく考えないでください。

〜英語のルールその1〜

★☆1つの文のなかに主語(S)と述語(V)は必ず1つずつ★☆

当たり前!って思われるかもしれませんが、いざ英語を書いてもらったり話してもらったりするとこれを忘れちゃったりできなかったりという方が少なくありません。また、これはTOEIC等の穴埋め問題の時にも応用できる考えです。例文を見ながらもう少し詳しく見ていきましょう。

例文1)I like play baseball

上の例文を見てなんかおかしい!と感じた人。その通りですね。この文にはlikeとplayの2つの動詞が含まれています。思いっきりルール違反しちゃってますね。1つの文に動詞を2つ並べることは出来ないので、こういう時に使われるのが動詞みたいな働きをするけど、動詞と見なされないかたちをもってきます。

× I like play baseball

○I like to play baseball, I like playing baseball

to do〜は不定詞、〜ingで「〜すること」となるのは動名詞というものです。動詞みたいだけど述語にならない、別の要素になる物達です。ここでは他動詞likeの後ろに来るので目的語として使われます。目的語=名詞なので名詞的に使われているということですね。

このようにただ「不定詞」や「動名詞」という文法用語だけ覚えるのではなく、どうしてそれらの文法事項が必要になってくるかということをちょっと視点を変えて考えるだけで大分理解度が違ってきます。

〜大変便利な接続詞(等位接続詞・従属接続詞)〜

1つの文に主語述語2つ以上見たことあるんですが?と思われた方、実はその考えは間違えで、実際は1つの文じゃなくて、2つの文(厳密には節ね)が1つになってるだけなんです。そこで使われるのが今回紹介する接続詞です。
#文法用語は本当に暗記不要・・・

英語のルールとして、文の中にSとVは1つずつという話をしましたが、次の分はどうでしょうか?

I like you and you like me.

この文にはSとVが2つずつ入ってしまっていますが、これは文法的に間違いということになるのでしょうか?そんなことはありませんね。この文をよく見ると接続詞のandが使われています。この接続詞は文と文をつなぐ働きをするものです。つまり、接続詞が出てきた段階で、S1つV1つがリセットされ、また新たにSとVを使うことが出来るようになるということです。

接続詞を使ったその他の文を見てみましょう。

① I like you but you hate me.

② I like you because you are nice.

③ I was happy when I saw you.

下線部の単語がすべて接続詞で、2つの文をつないでいます。ここで注意したいのが、①と②③では接続詞の種類が異なるということです。

①の文は、文を2つにしても文法的に成り立ちますが、②と③はそういう訳にはいきません。

① I like you but you hate me.
→I like you. But you hate me. 文法的にはOK
(**ライティング等では、butやandは文頭に使わないというルールがありますが、とりあえずここではそれは置いといてください(_ _))

②③ I like you because you are nice.
→I like you. Because you are nice.これは文法的にXとなりますね。

同じく、I was happy. When I saw you. これも文法的に正しくありません。

★上のように、and/butなどの接続詞を使って2つの文が1つになるときのルールとして覚えていただきたいのが、「英語はよく省略される」ということです。
#千と千尋の神隠し的な ?(意味不明・・・)

同じ説明になりますが、次のような時に英語は省略されます。

I like coffee and I like tea.

この文には同じ主語と述語が繰り返し使われてしまっています。このように、単語が重複してしまう場合には文を整理する意味で2回目に出てくる単語は省略されてしまいます。

I like coffee and I like tea. →I like coffee and tea.

簡単な例文だとそれほど気にならないかもしれませんが、新聞等に使われる長い文等を見る時にこの考えがとても役に立ちます。1つ例文をあげてみましょう。

Police are calling on lawmakers to increase the $167 fine, add a demerit point to an offender’s license and implement “some type of increased sanctions,” such as seizing people’s phones.

Vancouversunからの例文です。長いですね〜。訳を取るのも一苦労といった感じに見えますが、これをうまく読んでいくコツとして、省略されている単語を復活させて読んでいきます。

接続詞にandが使われていますので、考え方は上のI like coffee and teaと同じです。赤字の部分はもともとここで省略されているものです。

Police are calling on lawmakers to increase the $167 fine and police are calling on lawmakers to add a demerit point to an offender’s license and police are calling on lawmakers to implement “some type of increased sanctions,” such as seizing people’s phones.
#くどい 、ただただくどい・・・
#しつこい男は嫌われますよ
#3度目はマジでうざいよね 、女子目線

これを読みやすく整理すると:

Police are calling on lawmakers to increase the fine.
警察は政府に罰金をあげることを要求している。

Police are calling on lawmakers to add a demerit point.
警察は政府にデメリットポイントを追加することを要求している。

Police are calling on lawmakers to implement sanctions.
警察は政府に制裁を行使することを要求している。

このように、「誰が、誰に、何をしている」という基本的な情報をしっかりおさえるだけで、訳の取り方も大分変わってきますね。最初のうちはこのように、何がどこで省略されているかをしっかり意識していき、なれてきたら隠れている物が自然と見えてくるという感覚になっていきますのでそこを目指して頑張ってください!

前置詞は?

前置詞は、in, at, on, of, for,などの単語です。ざっくりいうとよく見たことある短い単語って感じです。文法的にいうと、名詞と名詞をくっつける接着剤みたいな単語。
#全然文法的に言ってない件・・・許してください

前置詞+名詞

基本はこれだけ覚えていただけたらオッケーです!

前置詞表現の色々

●2語以上の前置詞
because of ~のため
thanks to ~のおかげで
in addition to ~に加えて(beside)
in case of ~の場合
according to ~によると
on behalf of ~の代わりに
in spite of ~にもかかわらず(despite)
regardless of  ~にもかかわらず
形として、2語以上で意味を成すと覚える(細かく分けない!)
I missed the meeting due to a prior appointment.
(先約があったため、会議を欠席した)
Consumers are satisfied in spite of the late delivery.(配達の遅れにもかかわらず消費者は満足している。)


●~ingで終わる前置詞(これ結構重要!)
regarding & concerning ~に関して
including~を含めて & excluding~を除いて

They have some concerns regarding increasing taxes.
彼らは増税に関して少し心配している。

接続詞VS前置詞

while VS for, during
by the time VS by
in case VS in case of
because, as, since, now that VS because of, due to
though, although, even though, even if VS despite, in spite of

意味は一緒です。でも使い方が全く違いますので気にして使ってください!

長いな・・・

今日はこの辺で!

ではでは!

sk

トップ画像:Photo by Bill Oxford on Unsplash


ありがとうございます!年に一回ぐらい美味しいお肉が食べたいので何卒何卒・・・笑