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【春から理系ホラー】必死に勉強していただけなのに…

春から理系大学生のみなさんへ

入学前のみなさんに一つ伝えたいことがあって書きました。


こんな理系出身の知り合いがいました。

彼は、みんなが同じことを学ぶ高校の勉強に飽きていました。
「やっと専門分野が学べる!」
そう意気込んで生物系の学部に進学しました。
高校の生物とは違う、遺伝学、分子生物学、発生学…などに分かれた授業にわくわくしながらせっせと勉強していました。
当然全休はなく、バイトも十分にはできませんでしたが、毎日ちゃんと勉強して「専門知識」を身につけられている自分に満足していました。

しかし、4年生になる前の春、就活を始めようとして気付いてしまったのです。

今まで身に付けた「専門知識」、何に使うんだろう…??
え、使わなくないか…?
何のために自分の時間を削って勉強していたんだろう……

急に自分が過ごしてきた大学生活3年間の価値を見失ってしまった彼は、自己アピールがうまくできず、就活はうまく行かず、大学院に進みました…が………


さて、彼の何が彼をこうさせてしまったのでしょうか?

勉強を頑張ることは全く問題ありません。むしろ大学生の鑑です。
将来やりたいことに関係ないことを勉強していた、ということでしょうか?
いえ、それもあまりこの結果には関係ありません。
興味のあることを学ぶことは良いことです。
そもそも、自分の将来にこだわって大学の授業を選んでいたらほとんどが関係なくなっちゃいます笑

では、何がいけなかったのか。
それは、“何かに役立ちそうな何か”を得ていることに満足していたことです。

“大学は自由だ”とよく言われますが、理系大学は結構縛りがある方です。
良く言えば、言われた通りに勉強していれば他の人が知らない専門知識が身に付く。
でも怖いのは、
自分のために過ごすこと
“頑張ってる感”で誤魔化されてしまうことです。

理系の勉強は一つ一つに時間がかかります。
だから、費やした時間の分だけ、満足する人が多いんです。
でもそこで得た知識は所詮知識でしかない。

いくらでも勉強ができてしまう環境だからこそ、自分で自分の時間の使い方を考えないと、中身のあるようでない4年間を過ごすことになります。しかも気付かず。

できる限りの時間を勉強に費やすのか
勉強は程々にしてバイトや趣味の時間を作るのか
勉強も頑張りつつ自分のやりたいことをするのか

どれが一番有意義な時間の使い方かどうかは、人によって違います。
これを入学前に考えられるかどうかで、かなり大学生活の価値が変わります。

時間は有限です。

*****

中の人も大学時代の時間の使い方には苦労しました。
自分のやりたいことができない系理系大学生の相談にも乗っているので、良かったらTwitterからお気軽にお声がけください〜^^

https://twitter.com/ibuKing_cb?s=09

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