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結婚で得られる、そのオプションについて

旦那が今日、救急車で運ばれた。

突然意識が飛んで、倒れてしまったらしい。
到着する頃には、救急車も来ていた。

こういうこと、実は前もあって

その時は彼の義姉さんが対応してくれていた。
そのこともあってか、

「救急車に誰か乗ってほしい。お姉さんは?お姉さん来られない?連絡取れる?」
と矢継ぎ早に救急隊の人に聞かれ、

先日入籍もしたので、「私は家族だ」と言えば良かったのだけれど、
事態が事態なだけにパッと言葉が出てこなくて

「この子彼の配偶者ですよ」
気づくと、そばにいた友達が言ってくれた。

そこから救急隊の人たちの態度がガラッと変わった。
「奥さん、奥さん」と言われ、
あれよあれよといううちに救急車に乗せられ、
持病やこれまでのこととか色々とヒアリングを受けた。

とりあえずひと段落して病院に行く中、

「結婚して良かったな」

とふと思った。

恋人なだけでは居られなかったものが、
有事の際に、そばにいることを許されるのか、結婚で。
というか結婚しないと、認められないのか。これは。

傷病者に関する個人情報を共有することが許されている関係の人を、「家族」以外のカテゴライズで客観的に提示できないということだとは思う。
結婚というカテゴリではないものの、そこにしっかり愛のある関係性がある人たちが歯がゆさを感じるのはこういう場面なんだなと。(もちろん今は病院によって違うのかもだけど)

病院という場所だし、”絶対安全”じゃないと認められないという仕組みがあるからこそ、その安全性が守られているのだとは思う。
でも実際今日はそれを証明する何かを求められたわけではなくて、

「え、口だけでOK? 仕組みがあるようでガバガバでは
?」という気にはなった。

今の日本の仕組みで安心を享受したということと、いやでもその仕組みってベストではなくて、もっと変わった方がいいのにみたいなことを考えていた。(絶対考えるタイミングじゃない)


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とりあえず旦那くんは家に帰って療養中。

そして私は一旦仕事中。


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