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【文活2022年3月号】読み切りテーマ「お別れの前日」|ゲスト作家は広瀬ケンさん|長編小説2本は第二話へ展開
こんにちは!文芸誌・文活です。
今月号の文活のテーマは『お別れの前日』。何かと別れがつきもののこの季節。「お別れ」をテーマに3編の小説を掲載しています。
(今回は直球の切ない小説ばかりで、読んでいると切ない気持ちになるかも。。。)
他にも、先月から連載している長編小説2本
・なみきかずしさん『みずうみ』
・西平麻依さん『噂通り、一丁目一番地』
は第二話を掲載。展開から目が離せません。
ゲスト枠では広瀬ケンさんに寄稿いただきました。生々しい輪郭で現実を描き、読者を刺す。そんな広瀬さんの作風が、今回もよくあらわれる形となりました。
それでは、今月も文活をぜひおたのしみください!
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今月号の作品
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投稿スケジュールと作品概要
ガラス越しに舞い散る雪みたいな人でした。
3/8(火)公開
きんいろのゆき / 雪柳あうこ
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高嶺の花のフユカ先輩は、「私」にとって「ガラス越しに降る美しい白さ」のように感じられていたのでした。ある晩冬の初雪が降った早朝に、登校した「私」は、綺麗なピアノの音色を耳にします。
夢の続きを見続けたい
3/11(金)公開
吉祥寺のキャバクラで出会った女の子と桜桃忌に行った話 / 広瀬ケン
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先輩に連れられてきた吉祥寺のキャバクラ。僕は、そこで出会った女の子と、深夜の三鷹、「太宰治」の墓参りに行くことになりました。刺激的な文体からも、感傷的な雰囲気を醸し出す小説です。
結婚式前夜はココイチのカレー
3/18(金)公開
マイ・ディア / 左頬にほくろ
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明日に結婚を控えた遥斗。しかし、結婚式の前夜に会うことにしたのは最愛の香里ではなく「バリバリな関西人ど真ん中を生きるオバちゃん」だったのです。結婚という一大イベントを通して、人の絆が描かれる作品です。
長編『みずうみ』
工業都市での冒険
3/22(火)公開
みずうみ / なみきかずし
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気がつくと少年は、沈んだはずのみずうみに浮かんでいました。目の前にあらわれたのは、おおきな工業都市。少年は泳いでそこにたどり着くと、辺りを散策しながら、この工場が何をつくる都市なのかを探ろうとするのでした。
長編『噂通り、一丁目一番地』
「本当の痛み」とは、なにか。
3/31(木)公開
噂通り、一丁目一番地 第二話「ELEVENSES」 / 西平麻依
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水咲凛がアルバイトをはじめた、「噂通り」にひっそりと佇む喫茶店。そこに、常連客の老紳士がある日、いつもとは違う雰囲気で現れました。心配した店主の夜船に、老紳士の家へ様子を見に行くように遣わされた凛は、彼にまつわる、ある秘密を知ってしまうのでした。
シェアハウス・commaシリーズ③
きっと、いいことがあるから
3/15(火)公開
シェアハウス・comma 三善 哲宏 編 / 上田聡子
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シェアハウス・comma101号室に入居している三善哲宏は、製粉所の営業社員をする傍ら、転職活動にも追われ忙しい日々を送っています。日々のストレスや性格の違いから、シェアハウスの管理人・彩絢と三善が出会うと、気まずい雰囲気になってしまいますが……。
以上、文活3月号でお送りする6作品の発表でした!
小説6作品のほか、今月は以下2作品について、作家によるライナーノーツ(あとがき解説)も特別掲載します。
3/25(金) きんいろのゆき / 雪柳あうこ
3/29(火) 吉祥寺のキャバクラで出会った女の子と桜桃忌に行った話 / 広瀬ケン
こちらもぜひ、おたのしみに!
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