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【能登半島地震】シャンティに700万円 立正佼成会が緊急支援

※文化時報2024年12月13日号の掲載記事です。

 立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長・齊藤佳佑教務部長)は3日、元日の能登半島地震と9月の豪雨災害の被災者に対し、700万円の緊急支援を行うことを決めた。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)=用語解説=に寄託する。

 SVAは地震発生以来、石川県輪島市門前町に拠点を構え、炊き出しや足湯など多様な支援活動を行ってきた。7月からは輪島市図書館と提携し移動図書館を実施し、「本の力」で被災者の心の支援にも尽力。豪雨で集団避難を余儀なくされた被災者にも、地元の民宿や飲食店と協力し効率的な食料支援を実施してきた。

 11月26日現在の内閣府の発表では、能登半島地震による死者は462人、全壊は6437棟、半壊は2万3086棟。仮設住宅は6千戸以上完成しているが、水道などインフラ復旧が遅れている地域もある。

 一食平和基金は、立正佼成会の一食を捧(ささ)げる運動=用語解説=により集められた浄財を原資としている。

【用語解説】公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
 1981(昭和56)年に結成され、難民支援事業などを手掛けた曹洞宗ボランティア会が前身。99(平成11)年に外務省所管の社団法人シャンティ国際ボランティア会に改組され、2011年に公益社団法人となった。アジアでの図書館支援や国内外の災害緊急支援などを行う。

【用語解説】一食を捧げる運動(いちじきをささげるうんどう=立正佼成会)
 1975(昭和50)年から実践されている立正佼成会会員の支援活動。1日3食のうち1食を抜き、抜いた食事代を貧困や紛争などで苦しむ人々に募金する。併せて空腹感を通して痛みを知り、平和を祈る。いつでも、どこでも、誰にでも、いつまでもできる分かち合いと位置付け、毎月1日と15日を全会員の共通実践日としている。

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