【能登半島地震】宗務総長、地震見舞い 智山派から高野山真言宗へ
※文化時報2024年3月19日号の掲載記事です。
真言宗智山派の芙蓉良英宗務総長は11日、高野山真言宗総本山金剛峯寺(長谷部真道座主、和歌山県高野町)を訪れ、能登半島地震で多くの高野山真言宗寺院が被災したことにお見舞いの言葉を述べるとともに、同宗の今川泰伸宗務総長に義援金1千万円の目録を手渡した。
2011(平成23)年の東日本大震災では、東北から関東にかけて立地する多数の智山派寺院が被災。その際、高野山真言宗から義援金1千万円がいち早く届けられた。
芙蓉宗務総長は、改めて当時の支援に感謝するとともに、能登半島地震の物故者の冥福を祈り、早期復興を願う気持ちを伝えた。
山内行事が続いたため取り急ぎ義援金を送金していたものの、ようやく登嶺(とれい)できたと安堵(あんど)の表情を見せ、「高野山真言宗の寺院に、思いがけず多くの被害が出たと聞き、費用が必要だと感じた。少しでも恩返しになれば」と話した。
内局らと共に出迎えた今川宗務総長は「ありがたい。有意義に使わせていただく」と謝辞を述べ、多忙な時期に京都から来山したことに、感謝の意を伝えた。
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