【速報】瀬川大秀門跡が再選 総本山仁和寺
※文化時報2023年4月25日号に掲載予定の記事です。新聞掲載前の速報です。
任期満了に伴う真言宗御室派総本山仁和寺(京都市右京区)の門跡選挙は19日開票され、瀬川大秀門跡が願成寺(徳島市)住職の大西智城氏を退けて2期目の当選を果たした。選挙戦に突入し再選した門跡は初めて。
御室派宗制の定めにより、全教師による投票を実施。3月30日に投票用紙を配布し、4月18日午後6時に締め切った。19日午前10時から選挙会(選挙長、大林實温宗務総長)で開票作業を行った。有権者数1036人に対し有効票数は732票。得票は瀬川門跡490票、大西住職242票だった。
瀬川門跡は1947(昭和22)年生まれ。王至森(おしもり)寺(愛媛県西条市)名誉住職。高野山大学文学部卒業。愛媛宗務支所長、宗会議員、仁和寺執行長・御室派宗務総長を経て、2018(平成30)年6月23日に仁和寺第51世門跡・御室派管長に就任した。2期目の任期は今年6月23日から5年間。
瀬川門跡は「大きな節目にまだまだ仁和寺のために頑張れと、みなさんから背中を押された気がしている。弘法大師御誕生1250年の年に当たり、歴代に受け継がれた仁和寺の教風、宝物や伝統を後世に伝えていく使命を強く感じている」と話した。
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