【能登半島地震】蓮如上人像を撤去 建造92年、地震で倒壊
※文化時報2024年4月16日号の掲載記事です。写真は真宗大谷派金沢別院提供。
真宗大谷派金沢別院(髙桒敬和輪番、金沢市)は、飛び地境内の東山蓮如堂で、能登半島地震で倒壊した蓮如上人像を撤去する法要を営んだ。92年前に建造されたが、地震で胴体が二つに割れ、危険だったことから撤去に踏み切った。新たに像を作る予定はないという。
金沢別院の蓮如堂は、市街地に近い東山蓮如堂と市西部・大乗寺山の西山蓮如堂の2カ所。東山蓮如堂の行事は、毎年4月25日の蓮如上人の御忌法要と10月25日の報恩講のみとなっている。
東山蓮如堂の蓮如上人像は、1932(昭和7)年に市内東部と石川県かほく市の住職や門徒らの懇志によって建てられたという。西山蓮如堂の蓮如上人像は、26年に建造されたが、被害はなかった。
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