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社説で振り返る2024年 能登を思い、命を憂う
※文化時報2024年12月20日号の掲載記事です。
2024年は能登半島地震によって年間最大級のニュースが元日にもたらされるという特異な年だった。「社会と宗教をつなぐ」をミッションに掲げる文化時報は、通算約60日にわたり記者を現地に派遣し、真宗興正派と共同で被災地報道写真展を開催したが、社説もまたさまざまな切り口から地震について論じた。
今年掲載した社説は45本で、このうち9本が能登半島地震に関連する内容だった。特に1月は「災害時の放送 再考を」(12日)、「誰のための支援か」(19日)、「震災過労死を警戒せよ」(26日)と3週続けて取り上げた。いずれも初期対応を検証する上で欠かせない論点であり、改めて振り返りが必要だろう。
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