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【能登半島地震】軽トラックと100万円支援 真宗大谷派の与党会派

※文化時報2024年2月20日号の掲載記事です。

 真宗大谷派の宗議会与党会派・真宗興法議員団は6日、能登半島地震の救援に取り組む宗派に対し、軽トラックと支援金100万円を寄託した。同日開いた団総会で決めた。今後も5年、10年単位での支援を視野に、執行部に当たる幹事会などで協議していく。(高田京介)

 宗派によると、2日現在で能登教区は353カ寺中310カ寺が被災。このうち、本堂の大規模被害があったのは72カ寺だった。連絡がつかない寺院や、避難などで状況が分からない寺院が23カ寺ある。

 他の教区では、新潟180カ寺、富山153カ寺、金沢130カ寺、福井24カ寺、小松大聖寺17カ寺、京都3カ寺が被害を受けた。寄せられた救援金は13日時点で5058万円に上る。

 6日は京都市下京区の宗務所前で、軽トラックと支援金の目録の授与が行われた。宗派からは木越渉宗務総長と災害救援本部長の那須信純参務らが、興法からは轡田普善幹事長ら幹部議員が出席。轡田幹事長は「長期の支援に向け、半年あるいは1年ごとに何らかの支援を検討したい」と話した。

議員1人3万円拠出

 宗議会宗政調査会(坂本敏朗会長・真宗興法議員団)が6~8日に開かれ、与党会派・興法と野党会派・同朋社会をめざす会、無所属議員でつくる第3部の代表による会合で、宗議会が195万円の支援金を拠出する方向で調整に入った。議員1人につき3万円を勧募する。

 6日の会合で提案され、翌7日に決まった。興法の轡田普善幹事長は「支援の第一歩としたい」と述べ、めざす会の今居哲治幹事長は「長期的な支援が必要」と賛同した。

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