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人助けは当然の務め マスジド大塚、活発な地域貢献

※文化時報2024年9月24日号の掲載記事です。

 人口が減少し、外国人の受け入れが社会課題となる中、日本で活動する外国人宗教者の動きも活発になっている。東京都豊島区のマスジド大塚に集うイスラム教徒(ムスリム)たちは、異文化や他宗教の理解を深めると共に、生活困窮者や近隣の人々を救おうと積極的に活動している。根底にあるのは「困っている人を助ける」のがムスリムにとって当然の務め、という思いだ。(山根陽一)

 マスジド大塚には、宗教法人日本イスラーム文化センターが入り、都内では渋谷区の東京ジャーミイと並んでイスラム教の拠点となっている。

 マスジドは礼拝を行うモスクの意味で、多くの教徒たちが毎日、礼拝に訪れる。同センターのクレイシ・ハールーン事務局長によれば、日本のムスリムは約34万人。多くはアジア諸国からの移民だが、日本人も7万人以上いるという。

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